Sam's e-AT Lab

障害による困難さのある子どもたちの学習や生活を豊かにするためのe-AT(electronic and information technology based Assistive Technology=電子情報通信技術をベースにした支援技術)に関する話題

今年の夏巡業でも「どんなアプリが有効か教えてください」という質問を各所で受けました。

そんな時、「今はインターネット上にたくさん情報がありますから、その中から対象のお子さんにヒットしそうなアプリを選んでみてはいかがですか?」とお答えするのですが、質問をされた方もインターネットで情報を調べることはできるけれど、「検索するためのキーワードが思い浮かばない」というのが現実だと聞かされました。

悶々としていた時、いつもお世話になっている日本福祉大学の金森 克浩さんが、ご自身のブログkintaのブログで【まとめ】特別支援教育で使えるかもしれないアプリリスト(2019/09/15)をアップしてくださいました。

今回のアプリリストは、iOSアプリ、AndroidアプリWindowsアプリというOS別に整理してくださっています。

また、iOSアプリのカテゴリーでは、肢体不自由編発達障害編知的障害編に分類してくださっていますので、目的に応じて探しやすくなっています。

アプリを探しておられる方は、ぜひ参考にしてみてください。

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築城AT・AAC倶楽部さんからiOSのVOCAアプリに関する学習会の案内が届きました。
191019_築城AT・AAC倶楽部学習会
以下、案内チラシから引用します。


今回のテーマは「コミュニケーションツール」。

中でも、iOSアプリの「Drop Talk」と「指伝話」に焦点を当てて「どう使うか?」「何のために使うのか?」の考え方も含めた実践的な話をしていただきたいと考えています。ま

た、使い方についてもワークショップを通して学びたいと思います。
講師は大分県立別府支援学校の高野嘉裕さん 、有限会社オフィス結アジア高橋宜盟さんにお願いしています。

興味のある方はのぞきに来てください。

①日時:2019年10月19日(土) 10:00〜16:50

②場所:福岡県立築城特別支援学校(視聴覚室)

③内容
09:30_受付
10:00_オープニング
10:05_実践発表「若者はDrop Talkこう使ってます」

10:30_講演「おやじはDrop Talkこう使ってます」
   講師:大分県立別府支援学校 高野 嘉裕

12:00_昼休憩(近隣 は何も飲食店はありません!!ご注意ください!!))

13:00_講演「指伝話は機械ではありません、機会です」
   講師:有限会社オフィス結アジア 代表 高橋 宜盟

④申込:こくちーずからお願いします。

⑤その他:何かありましたら下記のアドレス 連絡ください。
     k.machiki@gmail.com (待木)

Samは私用のため参加できませんが、とっても充実した講師陣と内容だと思います。
九州エリアの方は(そうでない方も)、ふるってご参加ください。

案内チラシ(PDF)はコチラからダウンロードできますので、お知り合いの方にもご紹介ください。
 ↓ ↓ ↓
案内チラシ(PDF)
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2019年9月8日(日)の仙台市で開催された第17回楽暮プロジェクト・セミナーでの講演を終えた翌9日(月)と10日(火)は、神戸市立いぶき明生支援学校にお邪魔しました。
いぶき明生支援学校
肢体不自由教育部門に在籍する子どもたちへの支援機器の活用やAACに関するコンサルテーションと職員向け研修会での講演が目的です。

まずは、高等部生徒5〜6名(人数を正確に覚えていません)の「情報科」の授業を見学。

いずれの生徒さんもWindowsパソコンの操作は理解しているものの、ポインティングデバイスの入力に困っているという相談。

入力の様子を拝見させていただきながら、ジョイスティックやトラックボールを試してもらうと「これならやりやすい」「時間がかからなくてイライラしない」という嬉しい言葉をもらうことができました。
入力装置を大きめのトラックボールに変更
人数分の入力装置が無かったので、公費で購入できるように要望してもらう予定です。

つづいて、小学部の集団授業(自立活動を主とした教育課程)における表出手段に関する相談。

担当教員は子どもたちに活動を数多く体験させたいがために、子どもの反応を待つことが十分ではない様子が見られましたので、その点をアドバイス。

また、教材を見やすい位置に提示して「どっちにする?」という選択場面は随所に見られるのですが、反応が分かりにくい子どもに「◯◯しますか?」というYes/Noを求める質問が多く、その前段階として「◯◯するよ」と働きかけて【受容・拒否・どちらでもない】という反応を待つことをアドバイスさせていただきました。

そして、そのグループの一人の子どもさんが、「自ら対象物に手を出して外界を変化させることがあまり無いので視線入力ができないか」という相談。

刺激が少ない部屋に移動して、EyeMoT 3D Game_00【風船割り】SOUNOS VALKAを試してもらったところ、画面を見ることや視線を動かすことによって変化する画像と音響に釘付け。

先生方が気になっていた常同行動が見られなくなり、「活動に集中しているようです」という評価の声を聞くことができました。
EyeMoT3Dを視線入力で
中学部では、スーパートーカーを使って音声による意思表出に取り組んでいる子どもさんがいて、車椅子に乗ったまま使えるようにしたいという相談。

学校の備品として視線入力用ポータブルセットがありましたので、固定方法をお伝えしました。
スーパートーカーを車椅子に固定する方法
高等部の自立活動を主とした教育課程の子どもさんの担任からも「手で外界に働きかけることが困難なので視線入力が試せないか」という相談。

学校に1台だけある(公費で購入していますが、それが使えるパソコンが無いとのこと)Tobii Eye Tracker 4CをSamが持参したパソコンに取り付けて試してもらいました。
SOUNOS VALKAを視線入力で
初日の15:45〜17:00は、職員向け研修会で講演させていただきましたが、その様子の写真はありませんので配布した資料を載せておきます。
いぶき明生研修会資料01
いぶき明生研修会資料02
可能性のある子どもたちとヤル気あふれる教員がいる学校なのですが、神戸市が整備しているWindowsパソコンは視線入力がサクッと動くスペックではなく、iPadも公費で導入されていないという現状だそうです。

ん〜、何とかなりませんかねぇ。

これまでの文脈とは関係ありませんが、研修会に来てくださったHCKプロジェクトのメンバーと撮った記念写真を…
IMG_3317

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2019年8月31日のブログ【追記】2019年9月8日(日)は仙台へGO!〜第17回楽暮プロジェクト・セミナーで紹介した第17回楽暮プロジェクト・セミナーに行ってきました。
セミナー資料01
セミナー資料02
楽暮プロジェクトとは、宮城県にAACとATを広めるために結成されたグループで、障害等のために生ずるコミュニケーションの困難さを技法・技術・道具等を利用して解決するための情報交換を行っておられます。

月例会とイベントを開催し《実践の紹介》《セミナー》《支援機器の紹介》《おもちゃの改造やスイッチの製作会》などを行っておられます。

セミナー会場には、誰でも体験できる視線入力やSimple Technologyのブース、AACやAssistive Technologyに関する書籍の展示・販売ブースが設けられ、参加された方は自由に体験や閲覧ができるようになっていました。
視線入力体験ブース
Simple Technology体験ブース01
Simple Technology体験ブース02
書籍の展示・販売ブース
セミナーは楽暮プロジェクトの主宰である仙台高等専門学校竹島 久志さんによる楽暮プロジェクトの紹介とセミナーの概要説明からスタート!
竹島さんによる前説
つづいてSamが講演させていただきました。

タイトルは「肢体不自由児のデキルを活かす ICT・ATの活用〜シンプルテクノロジー、iPad、視線入力〜」
講演するSam
まずは、肢体不自由児が抱えている学習上または生活上の困難さを動画で紹介。

その困難さを解消・軽減するための手段としてICT(=Information & Communication Technology:情報通信技術)を含めたAT(=Assistive Technology:支援技術)を活用した事例を紹介させていただきました。

その中で、VOCA、iPad、Simple Technology、視線入力でどのような活動が可能になるのかについて紹介。

その結果として、肢体不自由のある子どもたちが受動的な立場から能動的な立場に変わり、コミュニケーション意欲の向上につながることを話させていただきました。
図ライド01
途中、新しいテクノロジーとして、Head/Face TrackingとiPadOS13パブリックベータ版のアクセシビリティについても紹介。
講演用グッズ
最後に、1999年に訪米した時に出会った肢体不自由当事者の自立観や社会参加に関する考え方も紹介させていただきました。
スライド02
スライド03
当日は、宮城県の方ばかりでなく、青森県、秋田県、福島県から参加された方もいらっしゃっていて記念写真をパチリ
記念撮影
翌日の神戸市立いぶき明生支援学校での支援機器活用に関するコンサルテーション&職員向け研修会に向かうため、3名の方による実践報告をすべてお聞きすることができなかったのが残念でしたが、とても充実した一日となりました。

今回のセミナーでお世話になった皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。
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2019年9月10日のブログ紙などに書かれた文字を撮影するとテキスト文字に変換して読み上げるアプリVoice4U TTSVoice4U TTSを紹介しましたが、いつもお世話になっている日本福祉大学の金森 克浩さんから同じような機能を持つiOSアプリを紹介してもらいました。
その名もClipOCR
OCRアプリのアイコン
App Storeのプレビューを以下に引用します。


ClipOCRはカメラを使って、「人工知能」が印刷物や手書き文字などのアナログテキストを読み取り、編集可能なディジタルデータのテキストに変換し、共有などができるアプリです。

日本語の縦書きや横書き、英語を含めた、ほぼ全ての言語に対応しています。

人工知能はネット接続環境が必要です。ネットワークに接続された状態でご利用ください。

さっそくiPhone(iOS12.4.1のiPhone7)にダウンロードして試してみました。
OCRアプリ
ClipOCRアプリを起動して、画面左上のカメラマークをタップします。
ClipOCR起動画面
【カメラから】【フォトライブラリから】のいずれかを選んでタップします。
※今回は文字をカメラで撮影するため【カメラから】を選びました。
カメラを選ぶ
カメラで撮影する画面に切り替わりますので、文字が書いてある紙を撮影します。
文字が書かれた紙を撮影
撮影した写真の中から認識させたい文字列を切り取ります。
サイズを変更
文字列を切り取る
文字列のみを切り取った状態
右下の完了をタップすると文字列が保存されますので、その保存データをタップします。
保存された文字列
OCR認識された文字列が表示されます。
OCR認識された文字列
OCR認識された文字列は編集することが可能です。
また、右上の共有ボタンでAirDrop転送したり他のアプリに渡すことも可能です。
 共有ボタン
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その使い方を紹介したYouTube動画を見つけましたので、興味のある方はご覧ください。
 ↓ ↓ ↓



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