Sam's e-AT Lab

障害による困難さのある子どもたちの学習や生活を豊かにするためのe-AT(electronic and information technology based Assistive Technology=電子情報通信技術をベースにした支援技術)に関する話題

これまで、視線入力に関するブログ記事の中で「楽器演奏ができるアプリケーションソフトウェアSOUNOS VALKA」を紹介してきました。
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SOUNOS VALKAを含むブログ記事
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SOUNOS VALKAは、マウスなどのポインティングデバイスでマウスカーソルを動かし、左クリックしたりドラッグしたりすることで楽器の音階を奏でることができるWindows PC用アプリケーションソフトウェアです。

Windows PCのディスプレイがタッチパネルであれば、画面の上をタップしたりスワイプしたりすることでも楽器の音階を奏でることができます。

Tobii Eye Tracker 4CTobii PCEye miniなどの視線追跡装置と視線マウスアプリmiyasuku EyeConLT2を利用すれば、 視線を動かすだけで楽器の音階を奏でることができるようになります。

ただし、miyasuku EyeConLT2には左クリック機能は実装されていますが、ドラッグ機能がありません。
したがって、シャラララ〜ンとアルペジオ音階を弾くためには、支援者がマウスを持って左クリックを適宜押し続けるという方法をとってきました。

当事者の中には外部スイッチに入力することができる方もいらっしゃるので、2019年11月28日のブログiOS13/iPadOS13のマウスサポートでも使えるようにBluetoothマウスを改造してみましたで紹介したΦ3.5mmモノラルミニジャックを取り付けたBluetoothマウスに外部スイッチを接続して利用するという方法があります。
完成した改造マウスたち
その方法を紹介した動画をYouTubeに公開しました。
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興味のある方はご覧ください。

視線入力と外部スイッチ入力を併用する方法はもう一つあります!
その方法は後日紹介します。
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Facebookの海外AACユーザーグループから「視線入力にも対応したがWindowsタブレットベースのコミュニケーション機器があるよ」という情報が流れてきました。

その機器の名前はEyegaze Edge
開発・販売しているのは、米国バージニア州に拠点があるEyegaze Inc.です。
EyegazeEdge
Tobii Dynabox社が開発販売しているTobii iシリーズEyeTech社EyeOnのように視線検出装置(=視線追跡装置)が内蔵されているものではなく、Eyegaze Edgeは12.5インチディスプレイのWindowsタブレットの下に取り付けたカメラで視線の動きを検出する仕組みになっています。
EyegazeEdgeの仕組み
意思を伝えたりWindows操作をしたりするためのアプリEyeworld 3.0がプリインストールされていますし、Windowsタブレットがベースですからタッチパネルによる入力もできるようになっています。

Eyegaze Inc.さんのYouTubeチャンネルでは、Eyegaze Edgeの紹介動画が公開されています。
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日本には輸入代理店はありませんが、海外にお住まいの方にとっては選択肢の一つになるのではないでしょうか。
※サイトに価格は書かれていないので、見積もりフォームから問い合わせする必要があります。
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講演などで「Androidを使っているのですが、iPadのアクセシビリティのような機能はありませんか?」と尋ねられることがあります。
そんな時「Android OSを作ったGoogleのサイトにAndroid ユーザー補助機能の概要というページがあります。」とお答えするようにしています。

Android ユーザー補助機能の概要というページの中には、以下の機能が紹介されています。


1 スクリーンリーダーを使用する
【TalkBack】
TalkBack スクリーンリーダーを有効にすると、タップと音声フィードバックを使用してデバイスを操作できます。
TalkBack が、操作の内容を説明したりアラートや通知を知らせたりしてくれます。

【選択して読み上げ】
音声フィードバックを特定の状況でのみ使用したいときは、選択して読み上げを有効にします。
画面上でアイテムを選択すると、その名前や説明を音声で聞くことができます。
また、カメラで捉えたテキストを音声で聞くこともできます。

2 表示を変更する
【表示サイズとフォントサイズ】
表示サイズまたはフォントサイズを調整して、画面上のアイテムのサイズを変更できます。

【拡大】
拡大機能を使用して、一時的にズームインしたり画面を拡大したりできます。

【コントラストと色の設定】
高コントラスト テキストダークテーマ、色反転色補正を使用して、コントラストや色を調整できます。

3 操作のコントロール
【Voice Access】
Voice Access を利用すると、音声コマンドでデバイスを操作できます。アプリの起動や、移動操作、テキストの編集を、手を使わずに音声で行えます。

【スイッチ アクセス】スイッチ アクセスを利用すると、タッチスクリーンの代わりにスイッチを使用して Android デバイスを操作できます。スイッチやキーボードを使用してデバイスを操作できます。

【操作までの時間(ユーザー補助タイムアウト)】
操作が必要にもかかわらず短い時間しか表示されないメッセージの表示時間を指定できます。

4 点字ディスプレイを使用する
【BrailleBack】
点字ディスプレイを Bluetooth でデバイスに接続できます。
BrailleBack と TalkBack を併用することで、音声と点字を組み合わせて、テキストの編集やデバイスの操作を行えます。

5 音声と画面上のテキスト
【字幕】
デバイスの字幕設定(言語、テキスト、スタイル)を選択できます。

【自動字幕起こし】
Pixel デバイスでは、自動字幕起こし機能により、スマートフォンで再生中のメディアに自動的に字幕が表示されます。

【音声文字変換】
音声文字変換を使用すると、音声をキャプチャして、画面にテキストとして表示できます。

【音声増幅】
音声増幅を有線ヘッドフォンで使用すると、周囲の状況に合わせて音声が増幅され、ノイズが除去されます。

【補聴器のサポート】
補聴器と Android デバイスをペア設定すると、より鮮明に音声を聞くことができます。

【通話中のリアルタイム テキスト(RTT)】
RTT を使用すると、通話中にテキストを使用して会話できます。

Android端末は、機器によってOSのアプデートが可能かどうかがはっきりしていなかったり、メーカーによってユーザー補助機能が付加されていなかったりすることがありますので、注意する必要があります。

と、ここまで書いていたら、いつもお世話になっている日本福祉大学の金森 克浩さんが、ご自身のブログでAssistive Touchのことをアップしておられることを知りました。
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Androidでもアシスティブタッチができます.それもアプリで

元ネタはコチラのWeb記事だそうです。
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AndroidでAssistiveTouchを使う方法! iPhone独自機能をすべてのスマートフォンで再現しよう

上記のWeb記事には、iPadOS13のコントロールセンターやAssistive TouchのようなAndroidアプリもあるという内容の記述もありましたので、Google Playを検索してIOSコントロールセンターと支援タッチというアプリを手持ちのAndroidタブレットにダウンロードしてみました。
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iOSコントロールセンターアプリ
アプリを起動してAssistive TouchをONにすると、フローティングメニューボタンが表示されます。
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Assistive Touchのフローティングメニューボタン
フローティングメニューボタンをタップするとAssistive Touchメニューが表示されます。
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Assistive Touchメニュー
こういったiPadOSのようなアプリが多数存在するというのは、Androidの優れている点かもしれません。
ただし、アプリレビューにもよく書かれていますが、無料アプリでは広告が頻繁に出現するので煩わしさは感じますが...
Androidユーザーの方でiPadOSのようなAssistive Touch機能を必要としておられる方はお試しください。
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特別支援学校などでは「iPadで撮影した写真や動画をUSBメモリーに保存してWindowsパソコンに保存したい」というニーズがあります。

iPadのOSが13にバージョンアップされたことによって、USB接続の外部ストレージ(USBフラッシュメモリーや外付けハードディスクなど)とiPadとの間でデータのやり取りができるようになりました。

その際、ホームボタンが無いiPad Pro(第3世代)はUSB-C - USBアダプタをiPad ProのUSB-Cポートに挿して、そのアダプタにUSB接続の外部ストレージを接続する必要があります。
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ホームボタンが有るiPadの場合は、Apple社のLightning-USB3カメラアダプタをiPadのLightningポートに挿して、そのアダプタにUSB接続の外部ストレージを接続します。
使用する外部ストレージによっては電力が必要な場合がありますので(電力が足りない場合iPadにメッセージが表示されます)、充電器やモバイルバッテリーを繋いでおくと良いでしょう。
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USBフラッシュメモリーなどの外部ストレージをiPadに接続して、iPadの【ファイル】アプリを起動すると、アプリの左側に外部ストレージ(下の写真ではUSBフラッシュメモリー)が表示され、右側にその中身が表示されます。
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iPadの【写真】アプリに保存されている画像を外部ストレージにコピーするには2通りの方法があります。
1つ目は、対象の画像を選択して、共有アイコンから外部ストレージを選んでコピーする方法です。
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2つ目は、SplitViewの機能を使って【写真】アプリと【ファイル】アプリを起動して、対象の画像をドラッグ&ドロップする方法です。
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こちらのサイトでも詳しく説明されていますので、参考にしてみてください。
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2018年8月15日のブログスゴイぞ!Google翻訳アプリで紹介したGoogle翻訳アプリが、いつの間にかとても進化していました。
Google翻訳アプリのアイコン
そのネタ元がコチラのWeb記事!
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読み上げ機能付きの最強OCR。Google翻訳の精度にびっくり。100言語以上。

Google翻訳アプリが翻訳だけでなく、OCR機能も読み上げ機能も持っているというこを分かりやすく紹介してあります。

とても簡単にテキスト化されますし流暢に読み上げてくれますので、ディスレクシアなどによる文字の読みに困難さのある方々には便利なアプリではないでしょうか。

特に、学校に通っている子どもたちには、学級だより・行事予定表・学習用ワークシート・テストといった【文字が書かれたプリント】が多数配られます。
このGoogle翻訳アプリが【文字が書かれたプリント】を読むことに困っている子どもたちの便利ツールとして活用されれば良いなぁと思います。
辞書としても使えますしね。

もちろん、担当の教員や家族などの支援者が、スマートフォンやタブレット端末を使うことを認めなければなりませんが...

※このブログ記事を書くにあたって、ゆるりまあるくさんから許諾を得ましたので、この場を借りて感謝申し上げます。
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