日本時間の2019年9月20日にバージョンアップされたiPhoneやiPod touch用のiOS13.0に続いて、9月25日にはiPadシリーズ(iPad、iPad Pro、iPad mini、iPad Air)の基本OSがiPadOSという呼称に変更されるとともに最新バージョンであるiPadOS13.1がリリースされました。
※2019年9月25日にはiPhoneやiPod touch用のiOSも13.1にバージョンアップされました。

iPadOS13/iOS13では、ホームボタンの無いiPad Pro(第3世代)やiPhone XシリーズやiPhone11シリーズのアクセシビリティ機能【スイッチコントロール】のメニューに《ヘッドトラッキング》が追加されました。

《ヘッドトラッキング》については、こちらのブログ記事も併せてお読みください。
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Android端末でハンズフリー入力できるアプリ【Open Sesame】

WindowsでFace Tracking入力できるアプリ【Open Sesame】

顔(頭)を動かすだけでMacのマウス操作ができるアプリiTracker for Mac

Head Tracking入力装置(=Head Mouse)TrackerPro 2

iPadOS13/iOS13の《ヘッドトラッキング》は、iPad Pro(第3世代)やiPhone XシリーズやiPhone11シリーズの内蔵カメラで頭(顔)の動きを検知して、その動きに合わせてマウスカーソルを移動させるという機能です。

手指を動かすことに困難さのある肢体不自由児の中でも頭なら楽に動かせる子どもであれば利用できるアクセシビリティ機能ではないかと思います。

ヘッドトラッキングを機能させるには、設定アプリを起動させてアクセシビリティ>スイッチコントロール>ヘッドトラッキングの順番でタップして進み、ヘッドトラッキングをONにします。
ヘッドトラッキング
ヘッドトラッキングをON
タップなどのアクション(=操作)は、微笑む・口を開ける・舌を出す・眉を上げるという4つの動作の中から選べるようになっています。
アクションの設定4種類
例えば、「口を開けるとタップする」ように設定したい場合、口を開けるをタップして【タップ】にチェックマークを付けます。
[口を開けて]にチェック
ヘッドトラッキングを実行するには、スイッチコントロールを機能させた上で表示されるメニューの中からヘッドトラッキングのアイコンを選ぶと、マウスカーソルが画面に表示されるようになります。
メニューのヘッドトラッキングアイコン
頭を動かして目的の位置にマウスカーソルを移動させ、口を開ければ、その場所でタップすることできるようになります。

スイッチコントロールのヘッドトラッキングを解説した動画をYouTubeにアップしましたので、興味のある方はご覧ください。
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iOS13/iPadOS13のアクセシビリティ新機能【ホームボタンの無いiDevicesのスイッチコントロールに追加されたヘッドトラッキング機能】ショートバージョン(2分47秒)