2019年11月19日のブログ行ってきました!〜第2回重度障害児のための最新デジタルツール講習会&体験会①および同年11月21日のブログ行ってきました!〜第2回重度障害児のための最新デジタルツール講習会&体験会②の続編です。

午後の体験会&相談会で、Samの【iPadの活用に関する相談】ブースにお越しいただいた方々から寄せられた相談は、以下のような内容でした。

①iPadを自操式車いすのフレームに固定する方法を知りたい
 ↓ ↓ ↓
Samの勤務校で使っている以下のツール(すべてAmazonで購入できます)を紹介しました。
Manfrotto社スーパークランプ035CManfrotto社バリアブルフリクションアーム カメラブラケット付き 244Fotopro社タブレットホルダーID-200+
Manfrottoスーパークランプ 035C
Manfrottoアームカメラブラケット付
Fotopro タブレットホルダー
質問された方から「購入して取り付けました!」という写真が届きました。
 ↓ ↓ ↓
車いすにiPadを固定する方法02
車いすにiPadを固定する方法01
Fotopro社タブレットホルダーID-200+の代わりに、ETSUMI社止めネジ オスオスE-6603またはSMALLRIG社ダブルヘッドスタッド 1/4オス - 1/4オススレッドネジアダプタサンコー社カメラ三脚用タブレットデスクCLHCMAN3 の組み合わせもあります。
取り付けるための機器構成
iPadを車椅子に取り付けた例
②iPadを介助型車いすのテーブルに固定する方法を知りたい
 ↓ ↓ ↓
上記①の組み合わせと併せて、ZenCT社タブレットスタンドアームを紹介しました。
タブレットアーム
写真は10.5インチのWindowsタブレットを固定している例ですが、iPadもOKです。
 ↓ ↓ ↓
タブレットスタンドアームによる固定
③車いすユーザーの子どもがiPadのVOCAアプリを使って屋外で会話するにはiPadの音量が小さいので、その対処方法を知りたい
 ↓ ↓ ↓
家や教室の中であれば結構大きめの音が出るiPadですが、屋外のように雑音が大きい場所で使うにはにスピーカーが無いと周囲の人に聞こえません。
そこで、Samの勤務校では車いすなどに吊り下げられるようなヒモがついたタイプのスピーカー(出力ワット数の大きなモノ)を使っていますので、それを紹介しました。
Anker社のSoundcore Motion Q
Anker Soundcore Motion Q
④子どもがiPadを使っていると、アプリが勝手に変わってしまうので、その対処方法を知りたい
 ↓ ↓ ↓
話を聞いているとiPadのマルチタスク機能が原因ということが分かりましたので、持参されたiPadを操作していただきながらアクセスガイドの設定方法を紹介しました。
iOSのアクセシビリティ機能【アクセスガイド】の紹介&設定動画を公開しました

⑤ブログで見たhatahatamanさんの自作ジョイスティック型マウスと外部スイッチを利用して、iPadOS13のアクセシビリティAssistive Touchのマウスサポート機能を使う方法を知りたい
 ↓ ↓ ↓
持参していたジョイスティック型マウスと外部スイッチを試していただきました。
hatahatamanさんの自作ジョイスティック型マウスでiPadOS13のマウスサポート機能を利用するには

⑥ちょっとしか指が動かせない子どもでも入力しやすいスイッチを知りたい
 ↓ ↓ ↓
持参していた山ねこ工作室さんの空気圧センサー、エスコアールフィンガースイッチトクソー技研ホッペタッチスイッチを試していただきました。

⑦文字を覚え始めた子どもが興味を持ちそうなiPad用のアプリを知りたい
 ↓ ↓ ↓
持参していたiPadに入れているごじゅーおんえにっきひらがなわかるもんを紹介して試していただきました。
iPad活用相談ブース
Samの相談ブース
想像していたよりもブースを訪れる方々が多く、他のブースを回ることはできませんでしたが、充実した時間を過ごすことができました。

イベントを企画してくださった藤井 智代三浦さん親子、さらに細やかな配慮をしてくださったスタッフの皆さんにこの場を借りて感謝いたします。
スタッフ集合写真
 ↑ ↑ ↑
片付け終了後にスタッフと講師で集合写真を撮りました。

また来年も企画されるそうですので、詳細が決まったら当ブログでも紹介しますね。