2020年7月3日のブログmiyasukuマルチボックスを利用して視線入力で家電品を動かしてみました①〜視線マウスアプリ【miyasuku EyeConMouse】を使っての続編です。
miyasukuマルチボックス
今回は、株式会社ユニコーンさんが開発しているmiyasukuキーボードメーカーで家電品や乾電池式オモチャを動かすためのキーボードを作って、視線追跡装置Tobii Eye Tracker 4Cと視線マウスアプリmiyasuku EyeConLT2を利用した視線入力で動かしてみました。

家電品は電源プラグをAMANO社製リモコンリレーRC-001のコンセント部分に接続し(Koogeek社製ライトを使いました)、乾電池式オモチャは乾電池ボックスにBDアダプターをはさむようにして、それぞれのアイコンを表示したパソコン画面のいずれかのアイコンを見ると、対応した機器が作動するという仕組みです。
miyasukuマルチボックスで外部機器を動かす工夫
視線で家電品や乾電池式オモチャを動かしている様子を撮影した動画をYouTubeにアップしましたので、興味のある方はご覧ください。
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視線入力で家電品や乾電池式オモチャを動かす〜miyasukuマルチボックスとmiyasuku EyeConLT2 & miyasuku Keyboardを利用して〜20200701_#476

特別支援学校(肢体不自由)に在籍する子どもたちの中には、肢体不自由の程度が重度のため「押す」「引く」「触れる」といった動作に反応する物理的なスイッチに入力することが困難な子どもがいます。
また、物理的なスイッチに入力できないことはないけれど、入力するのに時間がかかったり、必要以上に力を入れ過ぎてしまって、外部機器を動かす前に疲れてしまったりする子どももいます。

そのような子どもたちの中には、視線なら楽に動かすことができる子どもがいるかもしれません。
近い将来、身体部位でスイッチに入力する代わりに視線の動きでスイッチに入力することができるようになると思います。

今回使った視線マウスアプリmiyasuku EyeConLT2は前回のmiyasuku EyeConMouseよりも安価ですので、特別支援学校などでは入手しやすいと思います。

現時点でmiyasukuマルチボックスとそれに対応したバージョンのmiyasuku EyeConLT2は、まだ試作段階です。
製品化されるのが待ち遠しいですね。