GIGAスクール構想による児童生徒1人1台端末の導入が全国各地で進んでいる中、福岡市教育委員会は小学校と中学校にはChromebookを、特別支援学校にはiPadを、それぞれ導入し始めるとともに、インターネットに接続するための高速大容量(と言われている)のネットワーク回線を敷設する工事を進めています。
また、児童生徒ならびに教職員がGoogleのクラウドサービスを利用しながらオンラインでの授業や学習ができるようにG Suite for Educationを採用し、福岡市立学校の全児童生徒ならびに教職員にGoogleのアカウントを付与することになっています。

一方、Samが勤務している特別支援学校には、センター的機能による外部支援が義務付けられている関係もあり、福岡市内外からの特別支援教育に関する相談が寄せられます。
その中には、発達障害による読み書きに困難さのある児童生徒の「読み」を補うためのツールとして音声教材に関する問い合わせがあります。

先日、某小学校の教員から「学校に導入されているWindowsタブレットでマルチメディアDAISY教科書を利用している子どもがいるのですが、GIGAスクール構想で導入される予定のChromebookでもマルチメディアDAISY教科書を利用することができるのでしょうか」という問い合わせがありました。

そこで、マルチメディアDAISY教科書について書かれた日本障害者リハビリテーション協会の該当サイトをチェックしてみたところ、「ChattyBooksというAndroidアプリを使って読むことができます」という記載がありました。
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Android、Chromebookで使用する
ChattyBooks
以下、その利用の仕方について引用します。
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①Windows PCのブラウザで ChattyBooks オンラインサービスにアクセスして、ユーザー登録する

②Windows PCに必要なマルチメディアDAISY教科書をダウンロードする

③Windows PCから、②でダウンロードしておいたマルチメディアDAISY教科書を ChattyBooks オンラインサービスにアップロードする

④AndroidのChattyBooksを起動してマルチメディアDAISY教科書を読む

直接ChromebookにマルチメディアDAISY教科書データをダウンロードして読めるわけではありませんが、現時点では効率の良い方法のようです。

※本ブログ記事を書くにあたって、公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会情報センターさんの許諾を得ています。
この場を借りて御礼申し上げます。
ありがとうございました。