Sam's e-AT Lab

障害による困難さのある子どもたちの学習や生活を豊かにするためのe-AT(electronic Assistive Technology=電子的支援技術)に関する話題

カテゴリ: Android

これまでに、WindowsOSやiOSを載せた端末でハンズフリー入力ができる装置やアプリについて紹介してきましたが、Android端末のことについて書いていなかったことに気づきました。

AndroidOSを載せたスマートデバイスでハンズフリー(Head TrackingまたはFace Tracking)で入力するためのアプリにOpen Sesameというものがあります。
OpenSesameのアイコン
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Android端末上のカメラでユーザーの顔の動きを読み取ってマウスポインターを移動させ、一定時間(設定できます)滞留させるとマウスポインターの位置決定やクリックなどのマウス操作ができます。

Androidスマートデバイスを起動した後にOpen Sesameを起動すれば、その端末にインストールしているアプリをHeadTracking(またはFaceTracking)で操作できるようになります。
OpenSesameの起動画面
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Open Sesameを起動したAndroidタブレットの画面(スクリーンショット)

Open Sesameはアメリカのベンチャー企業Sesame Enableが開発したアプリですが、表示は日本語に対応しています。
このアプリの日本語化にあたっては、ちょこっとだけお手伝いしました(^^ゞ

Open Sesameを起動したAndroidタブレットでVOCAアプリDropTalkを操作している様子の動画をYouTubeにアップしていますので、興味のある方はご覧ください。
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AndroidOS用ハンズフリー入力支援アプリ【Open Sesame】を利用して頭を動かすだけでAndroid版VOCAアプリ【DropTalk】を操作する190117(←別ウィンドウが開きます)
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2018年6月10日、Androidアプリを視線入力装置Tobii Eye Tracker 4Cで動かすというネタをのブログに書いたところ、「WindowsとAndroidってOSが違うのに、どうやったらできるのですか?」という質問が届きました。
Android端末用のアプリは、他のOS(Windows OS、macOS、iOS)を搭載した端末では動きません。
ところが、AndroidエミュレータというWindowsアプリを使えば、Windows端末上でAndroidアプリを動かすことができるようになるのです(一部、動かないAndroidアプリもあります)。
Android算数忍者をWindows上で動かす
無料で使える代表的なAndroidエミュレータとして、Nox App PlayerBluestacksAndyGenymotionがあります。
ネット上での書き込みを見ると、いずれも一長一短あるようですが、Samは伊藤さんオススメのBluestacksを使っています。
元ネタは福岡県在住の小学生Hさんのお母様(^o^)/

もともと、外付けスイッチに入力しながらiPadをスイッチコントロールで操作していたHさん...
スイッチコントロールの機能を自在に操るワザは、まさに「神」と呼べる領域です。
ところが、iOSは視線入力に対応していません!
そこで、お母様がネットでいろいろと調べられたところ、Hさんが使ってみたいと言っていたiOS版アプリのいくつかはAndroid版もあることを発見!
「AndoroidアプリをWindowsで動かすことができれば、視線入力装置Tobii Eye Tracker 4Cを利用した視線入力システムが使えるのではないか」と考えられて、ネット上を探してたどりつたのがBluestacksだったそうです。

Hさんが視線入力装置Tobii Eye Tracker 4Cを利用した視線入力システムでAndroidアプリを実際に使っている動画がコチラです。
 ↓ ↓ ↓
https://www.youtube.com/watch?v=BuI9Pvn5SIA

この便利な仕組みを使わないテはありませんので、現任校の視線入力システムにも取り入れています。
後進のためにBluestacksのインストール方法を紹介しようと思っていた矢先、Facebook経由でバリアフリーパソコンサポートまほろばさんがサイトで解説してくださっていることを知りました。
 ↓ ↓ ↓
http://mahoro-ba.net/e2022.html
痒いところに手が届くほどに詳しく解説してありますので、興味のある方は是非チェックしてみてください。
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AndroidタブレットをWindowsパソコンのキーボードとして利用するためのRickeyというアプリをイデア・フロント株式会社が開発・販売しています。
前任校時代、上肢の可動範囲が狭いSMA児(当時、小学1年生)に使ってもらっていました。

その子は筆記具を持って操作することに困難さがありましたので、Windowsノートパソコンを使ってタッチパッドでマウス操作をしながらノートの代わりに使っていました。
文字を入力する際はスクリーンキーボードPboard(=PIGYソフトウェアキーボード)を使い、五十音配列のキーボードを表示してタイプしていましたが、パソコン画面の広いエリアにPboardのキーボードが表示されるため、文字タイプしたいエリアが隠れて困ることがありました。

そこで、初代Rickeyをインストールした7インチサイズのAndroidタブレットを使って文字入力をするようにしました。
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Wi-Fi環境が無い学校だったので、Bluetoothで接続できることとスクリーンキーボードでパソコンの画面が隠れないという利点があり、対称児の入力効率がアップしました。
しかしながら、マウスポインターの移動やクリック操作はWindowsパソコンのタッチパッドを使わなくてはならなかったので、一手間かかっていました。
そんなRickeyがRickey+(=リッキーVer.2)となってバージョンアップしたというニュースが飛び込んできました。

初代Rickeyとの大きな違いの1つが、マウスパッド機能が搭載されたことです。
その結果、Rickey+をインストールしたAndroid端末(5インチ以上のスマートフォンとタブレットに対応)が、ワイヤレスのキーボード&マウスになるというわけです。

SMAだけでなく筋ジストロフィーなどの筋疾患により上肢の可動範囲が狭くなった方のうち、5インチの画面上で指を動かせる方であれば、Windowsパソコンへの入力がしやすくなりそうです。

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