Sam's e-AT Lab

障害による困難さのある子どもたちの学習や生活を豊かにするためのe-AT(electronic Assistive Technology=電子的支援技術)に関する話題

カテゴリ: AAC

スコットランドのエジンバラ大学にあるAAC(Augmentative and Alternative Communication:拡大代替コミュニケーション)に関する研究・普及の老舗情報センターであるCALLが公開している情報はAACユーザーやサポーターにとって参考になります。

今回は2017年に公開されたA Guide to Single & Multi-Message Devicesを紹介します。
携帯できる音声出力装置VOCA(Voice Output Communication Aids)を概説した資料です。
A Guide to Single & Multi-Message Devices2017
日本にも輸入販売されているVOCAが紹介されていますが、これを見ればシングルメッセージを出力する場合と複数メッセージを出力する場合に必要なVOCAを知ることができます。

PDF版では、VOCAの画像をクリックすると、そのVOCAに関する情報が載っているWebサイトにジャンプするような仕組みになっていますので便利です。

2017年に発行されたPDF版はコチラからダウンロードできますので、興味のある方はご覧になられてはいかがでしょうか。
 ↓ ↓ ↓
A Guide to Single & Multi-Message Devices
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Samの情報源は、本などの紙媒体よりもWeb情報がほとんどです。
その中で最もお世話になっている情報源は、日本福祉大学スポーツ科学部教授の金森克浩さんが主宰しておられるkintaのブログです。

特別支援教育におけるAT(Assistibve Technology:支援技術)やAAC(Augmentative and Alternative Communication:拡大代替コミュニケーション)に関する情報が盛りだくさんのブログですから、Samのブログを訪れてくださっている方の多くがご存知のことと思います。
パソコンを使う人のイラスト
そのkintaのブログには、AT・AAC関係の本という項目があります。
我が国で購入可能な本が網羅されていますので「やっぱり情報は本から!」と言われる方は是非チェックしてみてください。

以下、kintaのブログAT・AAC関係の本に記載してある本のタイトルを引用します。


1.金森が関わった本
◯はげみ No.380「視線入力でらくらくコミュニケーション2」
◯はげみ No.374「視線入力でらくらくコミュニケーション」
◯知的障害特別支援学校のICTを活用した授業づくり
◯決定版!特別支援教育のためのタブレット活用
◯学校でのICT利用による読み書き支援 合理的配慮のための具体的な実践
◯特別支援教育の実践情報
◯肢体不自由児のためのタブレットPCの活用
◯〔実践〕特別支援教育とAT(アシスティブテクノロジー)第7集
◯〔実践〕特別支援教育とAT(アシスティブテクノロジー)第6集
◯〔実践〕特別支援教育とAT(アシスティブテクノロジー)第5集
◯〔実践〕特別支援教育とAT(アシスティブテクノロジー)第4集
◯〔実践〕特別支援教育とAT(アシスティブテクノロジー)第3集
◯〔実践〕特別支援教育とAT(アシスティブテクノロジー)第2集
◯〔実践〕特別支援教育とAT(アシスティブテクノロジー)第1集
◯特別支援教育におけるATを活用したコミュニケーション支援
◯マジカルトイボックスのアイデア&ヒント+77 障がいの重い子の「わかる」「できる」みんなで「楽しめる」
◯マジカルトイボックスの 教材&アイデア100連発 障がいの重い子の「わかる」「できる」みんなで「楽しめる」
◯はげみ No.350「教育・療育におけるコンピュータの活用」
◯はげみ364号「生活を豊かにする支援機器の活用2」
◯【改訂版】障がいのある子の力を生かすスイッチ製作とおもちゃの改造入門
◯はげみ「生活を豊かにする支援機器の活用〜障害の重い子どもたちへのAACの活用〜」

2.中邑さんの本
◯AAC入門(中邑賢龍)
◯発達障害の子どもの「ユニークさ」を伸ばすテクノロジー
◯学校の中のハイブリッドキッズたち
◯タブレットPC・スマホ時代の子どもの教育
◯バリアフリー・コンフリクト
◯黙って観るコミュニケーション

3.坂井さんの本
◯自閉症や知的障害をもつ人とのコミュニケーションのための10のアイデア
◯ケータイで障がいのある子とちょこっとコミュニケーション

4.その他
◯視覚シンボルで楽々コミュニケーション 障害者の暮らしに役立つシンボル1000 CD-ROM付き ★2(おかわり)★
◯特別支援教育ですぐに役立つ! ICT活用法: ソフトバンクによるモバイル端末活用研究「魔法のプロジェクト」の選りすぐり実践27
◯視覚シンボルで楽々コミュニケーション 障害者の暮らしに役立つシンボル1000 CD-ROM付き
◯特別支援教育のための「ちょいテク」支援グッズ36 アシスティブテクノロジー・小ネタ集
◯特別支援教育・おすすめ「ちょいテク」支援グッズ31
◯読み書き障害のある子どもへのサポートQ&A
◯特別支援学校におけるアシスティブ・テクノロジー活用ケースブック
◯アシスティブ・テクノロジー活用のためのガイド 〔ATG〕

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2018年11月23日(金祝)のブログ12月2日は山口県下関市にGO〜スイッチ応援隊 !人人(NIN-NIN)第3回公開講座で紹介したように、同年12月2日(日)スイッチ応援隊 !人人(NIN-NIN)さんの招きにより、山口県下関市において講演させていただきました。
スイッチ応援隊案内チラシ
演題は「肢体不自由児のデキル力を活かすテクノロジーの活用について」
以下、お話しさせていただいた内容の概要です。


肢体不自由児のコミュニケーション上の困難さを軽減するためには発想の転換が重要であること。

「肢体不自由があるから◯◯できない」という見方や捉え方ではなくて、「どう工夫したら〇〇デキルようになるか」「どうやったら◯◯という活動に参加できるようになるか」という考え方。

それを実現するためには、本人のデキルことを活かすという発想が重要であり、実現する上でAssistive Tehnology(=支援技術)の活用が不可欠である。

講演では、実際にテクノロジーを活用している子どもたちの様子を動画でご覧いただき、iPadのアクセシビリティ【アクセスガイド】や外付けスイッチでアプリを操作するためのi+Padタッチャーと【Assistive Touch】を試していただきました。
181202講演の様子01
そして、テクノロジーを活用している米国LA在住のKaiくんとお母様にFacebookメッセンジャーのビデオ通話機能を使ってライブ出演していただきました。

まず、Kaiくんが暮らしている様子をお母様に紹介してもらった後、Kaiくんがマイトビーp-10を視線入力で操作してトビー・コミュニケーターで作った意思伝達コンテンツで自己紹介と参加者に挨拶!
181202講演の様子03TobiiCOmmunicaotr
そのコンテンツの中身には、講演の地:下関の名産がフグが名産ということで、フグのイラストをアイコンにしたものもあり、サンタクロースの衣装で登場するなど、ツカミOKなKaiくんです(^^)
181202講演の様子02Kai
続いて、WindowsPC用入力練習アプリEyeMoT 3D GAME_00(通称:風船割り)をデモンストレーションしてくれるKaiくん!
風船の代わりに表れるSamや島根大学の伊藤史人さんの写真を次々を撃つ様子に会場は爆笑(^o^)
181202講演の様子04EyeMoT
ライブ出演のトリは、お母様との音楽演奏会♫
当日が12月というこで、お母様がウクレレで弾き語りしてくださるクリスマスソングの伴奏をKaiくんが務めてくれるという趣向です。

Kaiくんは、アゴの下にフィッテイングしたマイクロライトスイッチに入力して、100均のカプチーノミキサーを動かしてタンバリンを演奏するという工夫に脱帽です!
181202講演の様子05タンバリン演奏
演奏が終わると、参加者の皆さんから送られる拍手がLAまで届き、無事にライブ出演は終了。

Kaiくん&Fujiyoさん、今回もありがとうございました。

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Samは、言語聴覚士や作業療法士を目指す若者や特別支援教育の教員免許を取得しようという若者向けの講義を依頼されることがあります。
依頼される講義は、AAC(Augmentative and Alternative Communication:拡大代替コミュニケーション)ですが、Samの話ばかりではつまらないだろうと思い、極力演習を取り入れるようにしています。

特に重度・重複障害を含む肢体不自由者(児)へのAACでは、ノンテク・ローテク・ハイテクによるコミュニケーション支援が求められます。
ハイテク・コミュニケーションではVOCA・スマートデバイス・パソコン・各種スイッチ等入力手段を取り上げますが、ローテク・コミュニケーションでは絵(写真)カードや視線ボードなどを取り上げて、実際に体験してもらうようにしています。
視線ボードでコミュニケ
透明文字盤でコミュニケーション
ローテクのコミュニケーション支援具はパソコンやデジカメなどで作れるので手作りしていますが、受講者が多いと大量に作らなければなりません。
そうなると、それなりに時間が必要です。

そこで「安価に手に入らないかなぁ」とネット検索していた時、透明文字盤を販売しているサイトを発見!
 ↓ ↓ ↓
https://www.tencil.biz/item.html
なんと、Samの地元福岡市にある会社ではありませんか!

ということで、3年ほど前から必要な時には購入するようにしています。
最近、また購入しないといけないことになり、【透明文字盤】でググってみたところAmazonでもヒットしましたので、備忘録として書き留めておきます。
 ↓ ↓ ↓
コミュニケーションボード 介護用透明文字盤 50音ひだり配列
コミュニケーションボード 介護用透明文字盤 50音みぎ配列
透明文字盤 あいうえお表 介護 リハビリグッズ フリック式
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2018年3月8日(木)に行われた盛岡でのセミナーと9月17日(月祝)に行われた☆ビュッフェ形式☆実践者のための視線&スイッチ入力のシンポジウム in 盛岡でお会いしたMさんの娘さんのことが、10月31日にオンエアされた岩手めんこいテレビのローカルTimeで紹介されました。
 ↓ ↓ ↓
「プライム特集」 難病の少女 新たな挑戦

Mさんは、講演でお話しした「障害があるから◯◯デキナイという見方・捉え方ではなく、△△という工夫をすれば◯◯デキルぞという発想が大切」「子どもにとって『お得』なことがあれば、視線入力を含めたスイッチ入力をするはず」ということを具現化しておられます。
棒スイッチに入力してキラキラライトを点灯する
娘さんのために新しいパソコンとローコスト視線入力装置Tobii Eye Tracker 4Cを購入され、視線入力にも取り組まれるそうです。

テレビ局のWebサイトに掲載された動画ですから期間限定の公開だと思いますので、早めにご覧ください。
「プライム特集」 難病の少女 新たな挑戦には、Samもちょこっと登場しています。

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