2018年6月15日、Apple純正のアプリ iWork(Pages、Numbers、Keynote)がバージョン4.1にアップされました。
Samが普段から使っているiOS版Keynoteでは、今回のバージョンアップによって、以下の機能が追加されました。
①アプリ内で音声の録音・再生・編集ができるようになりました
Keynote4.1の新機能01
②【設定】アプリの【Keynote】に、Apple Pencilで選択とスクロールを行える新しいオプションが追加されました
Keynote4.1の新機能

②はApple Pencilが使えるiPad(Proシリーズまたは第6世代iPad)でしか機能しませんが、スライドのオブジェクトを編集する際、Apple Pencilでタップすると描画モードになってしまい困っていました。
Keynote4.0でApple Pencilを使った画面
今回のアップデートにより、【設定】アプリの【Keynote】で、「Apple Pencilで選択およびスクロールを行う」というオプションをONにすると、オブジェクトをApple Pencilでタップすると、指でタップした時と同じように編集モードになるのです。
これは、Apple Pencilユーザーにとってはありがたい機能ではないかと思います。

また、①は特別支援教育でiPadを使う上での大きなアドバンテージになるのではないかと思います。
特別支援学校を含めた特別支援教育の現場では、子どもたちの理解を助ける目的や注意を喚起する目的などで、プレゼンテーションアプリを使ってスケジュールの説明や学者のふり返りなどをすることがあります。
そのスライドに「音声が入ればなぁ...」と思われた教員は私だけではないはず!
Windows版プレゼンテーションアプリの代表とも言えるPowerPointには音声を録音して貼り付ける機能はありますが、iOS版Keynoteには音声を貼り付ける機能が無く、これまでは裏ワザを使う必要がありました。
例えば、iOS版Keynoteでは、ボイスメモ - ボイスレコーダー(iDevices上では【ボイスメモfree】と表示されます)であらかじめ音声を録音しておいて、その音声を貼り付けるという方法がありました。
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あらかじめボイスメモ - ボイスレコーダーで音声を録音しておき、その音声を貼り付けるはっきり言って面倒くさい!
今回のアップデートでは、こういうことをする必要がなくなり、Keynoteアプリを起動したまま、各スライド上で音声を録音して貼り付けることができるようになっています。
Keynote4.1の新機能02
その方法を解説した動画を作ってYouTubeにアップしましたので、どうぞご覧ください。
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https://youtu.be/-xzBlG4J59U

今後、iOS版Keynoteが多くの学校現場でもっと使われるようになるのではないでしょうか。