2018年8月16日(木曜日)〜17日(金曜日)は、大阪支援教育研究会(略称:大支援研)主催のICT活用プロジェクト夏期講座に参加してきました。
1日目の午前は島根大学の伊藤史人さんの講演、午後はSamの講演と日本福祉大学の金森克浩さんの司会によるパネルディスカッション。

まずは、伊藤史人さんの講演【豊富な実例による視線入力とスイッチを使ったコミュニケーション支援手法の解説】
日本肢体不自由児協会発行の機関誌はげみ平成30年度6/7月号【視線入力でらくらくコミュニケーション2~視線入力機器を使いこなす~】に伊藤史人さんが書いた内容を詳しく説明するという講演でした。
伊藤さんのスライド02
主催者から「関西圏で視線入力に取り組んでいる特別支援学校は少ない」と聞いていましたが、教員の関心は高く、参加者のほとんどがはげみを購入しておられました。
参加者の手元にあるはげみを1ページずつ解説するとともに、視線入力を利用した評価についてはげみを読んでも分からない部分も紹介してくださいました。
視線履歴の活用法を解説する伊藤さん
 ↑ ↑ ↑
写真は、伊藤史人さんがプロデュースしているWindows版視線入力練習アプリEyeMoT 3D_00【風船割り】の視線履歴を分析する方法を説明する伊藤史人さん

講演の中では、滋賀県に住むTAさん(SMA当事者)が視線入力で綴った言葉「支援学校(高等部訪問教育)は勉強少なかったです」を紹介され、「子どもの力を過小評価してはいけない。テクノロジーを使うことで本当の能力を評価することができる。」という熱いメッセージを参加者に贈っておられました。
伊藤さんのスライド01
熱弁をふるう伊藤さん
 ↑ ↑ ↑
重度・重複障害児への想いを熱く語る伊藤史人さん