2018年8月16日に投稿したブログ記事視線入力で乾電池式オモチャを動かすの続編です。

前回のブログでは、乾電池式オモチャに使う乾電池の1つをMaBeeeに変更して、Tobii Eye Tracker 4Cとmiyasuku EyeConシリーズでMaBeee-Desktopアプリを作動させることによって、視線入力で乾電池式オモチャを動かす方法を紹介しました。
 ↓ ↓ ↓
視線入力で乾電池式オモチャを動かす180815〜MaBeeeの利用
 
視線入力でMabeeeを制御
MaBeee-Desktopアプリは使ってみて分かったのですが、視線入力で電源をONするにはターゲットが小さすぎるのです。

前回のブログ記事を投稿してから一週間...
「もっと見るターゲットを大きくして、少ない予算で乾電池式オモチャを動かせないだろうか」ということが、ず〜っと頭から離れませんでした。

それから一週間後に閃きました!!!

それは、島根大学の伊藤史人さんが開発されたバイブマンラッチ&タイマーを利用する方法です!

視線入力ゲームEyeMoTシリーズの振動フィードバック装置として考案されたバイブマンですが、その機能だけを利用するのはもったいないなぁと以前から思っていました。

もともとバイブマンは、EyeMoTシリーズのターゲットを一定時間注視するとワンショット電流を出力して、改造した振動まくらを振動させる機能がありますので、それを活用しないテはありません。

そこで、①BDアダプター、島根大学の伊藤史人さんが開発された②バイブマンと③ラッチ&タイマー、④100均のモバイルバッテリーを利用して乾電池式オモチャを動かそうというアイディアが生まれました。
視線入力でオモチャを動かす機材
①BDアダプターは、パシフィックサプライ社さんから購入することができます。
また、エスコアール社さんから完成品と工作キットが発売されていますので、そちらを利用されても構いません。

③ラッチ&タイマーは、パシフィックサプライ社さんからスイッチラッチ&タイマー デュアルが販売されていますので、そちらを利用されても構いません。
また、仙台高専の竹島久志研究室さんが開発されたKOSEN Latch & Timerを利用されても構いません。
IMG_9396
100均のモバイルバッテリーは③ラッチ&タイマーの電源として使いますが、パシフィックサプライ社さんのスイッチラッチ&タイマー デュアルを利用するのであれば必要ありません。
また、秋月電子通商さんが販売しているUSB電池ボックスSBH-341-3S/USBを利用されても構いません。

利用するアプリは、島根大学の伊藤史人さんが開発されたEyeMoT 3D_01【射的】です。
標的の数を2〜4枚程度(標的の数が多くなると標的のサイズは小さくなります)に設定して、Your Imageフォルダに標的の画像を1枚だけ保存しておきます。

上記の機器類を接続してからEyeMoT 3D_01【射的】を起動します。
すると、標的が1枚だけ表示されますので、その標的を注視するとバイブマンからワンショット電流が出力され、ラッチ&タイマーとBDアダプターを経由して乾電池式オモチャが動くという仕組みです。
視線入力で乾電池式オモチャを動かす仕組み
この方法で視線入力しながら乾電池式オモチャを動かす様子をYouTubeにアップしました。
興味のある方はご覧ください。
 ↓ ↓ ↓
視線入力で乾電池式オモチャを動かす180828〜バイブマンの利用
 
外付けスイッチへの入力は難しいけれど、視線は動かせるという方のスイッチとして使うことができると思います。