2018年9月15日(土)伊藤史人さんと引地晶久さんと一緒に車椅子トラベラーMiyoこと三代達也(みよたつや)さんの【車いす単独世界一周帰国報告会】に参加してきました。
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https://www.his-barrierfree.com/LP/miyo/

会場に到着すると、壁に貼られた写真とテーブルに並べられた荷物が目に飛び込んできました。
車いすで移動するわけですから、キャリーケースをコロコロと持ち運ぶことはできないので、できるだけ荷物は少なくしないといけないということで、テーブルにならんだ荷物のみが旅の装備品だったそうです。
写真は、オープニング前にテーブルの装備品について説明してくれている三代さん。
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三代さんが一人旅した時の装備
三代さんの講演スタート
三代さんが世界一周したルート
まずは、世界一周の旅に出たきっかけを話してくださいました。
三代さんは18歳の時、バイクの事故で頚椎損傷で2年間入院。
入院期間中、何もやる気が起きない日々を過ごしていた時、同室の患者さんから「いろんなことにチャレンジしたらどうだ?東京に来い!」と言われて、茨城県を出て東京で一人暮らしを始め、車椅子バスケットボールや仕事を始められたそうです。

でも、なかなか前向きな気持ちになれなかった三代さん。
仕事先の同僚から海外旅行を勧められてHISへ。
初の海外旅行先は4泊5日のハワイ。
そこで、海外旅行の面白さに出会ったそうです。

昼間は日本人だらけのホノルルにげんなりしていた夜、一人でバーへ。
そこで、ある一人の青年(見るからにヤンキーっぽかったそうです)が近づいてきて「なんかヤバいなぁ」と思ってたら「何しに来たの?」「何で車いすに乗ってるの?」「どこが動くの?」「何ができるの?」と質問攻めに。
「日本だったら、車いすの人を見かけても素通りする人しかいないのに、こいつは何じゃ?」と思った三代さんは、すっかり意気投合。

しばらく一緒にビールを飲んだり踊ったりしていた三代さんですが、尿意をもよおしたので「ホテルに戻るわ」と帰ろうとしたら、その彼が「トイレなら奥にあるから行って来いよ。待ってるから」と言われ、しぶしぶトイレへ。
トイレに行ってみたら、車いすが3~4台は入れるほどの広さにビックリ!
ハワイを含むアメリカはADAという法律があるので、公共的な場所は障害者がアクセスしやすくなっていないとダメなので、三代さんが立ち寄った小さなバーでもそうなっているのです。

この4泊5日のハワイ旅行で「すごいぞアメリカ!すごいぞ外国!こりゃ世界の国がどうなってるのか見て回ろう!」と思った三代さん、帰国後、「やりたいことが見つかったので仕事を辞めさせてください」と退職。
そして、アメリカLAに約2ヶ月住み、その後、ワーキングホリディ制度を利用してオーストラリアへ1年間在住。

すっかり外国の暮らしが好きになった三代さんは、帰国後「やっぱ自分には旅が一番!」「自分が旅をした結果、他の誰かが『車いすの自分でも旅ができるんじゃないかな』と思えるような発信をする旅をしたい。」と思い、バリアフリー情報を発信するための世界一周を思い立ったそうです。
そこで使ったアプリがWheelog
三代さんが残したバリアフリーに関するログ
実際に外国を回ってみると、国の事情によって通行上のバリアには格差があるけれど、心のバリアが少ない国が多いと感じたそうです。
ほとんどの人がフレンドリーで、段差がある場所などでは通行中の人が足を止めて手伝ってくれることが多かったと話す三代さん。

車いすで一人旅をする際のアドバイスとして、以下のことを教えてくださいました。
①車椅子のクッションは、エアー製(三代さんは普段ロホクッションを使っておられるそうです)だと飛行機の中でパンパンになるので、ジェル製が良い。
②海外の道路は悪路が多いので、車椅子のタイヤはノーパンクタイヤが良い。
③前輪が壊れた時のために工具を持って行っておくと良い。
④国ごと、地域ごとに道のバリアの種類は違うので、Google earthやストリートビューで事前に地形を調べておく
⑤体調管理は、最も難しいが最も大事なこと。国によっては、大気汚染、害虫、気温の変化などに気をつける必要があるので、事前に流行ってる病気や薬の情報を調べておくと良い。
⑥油断は危険を生むので、何かあった時の対処法を考えておくと良い。ある国でシャワーを浴びていると、シャワーチェアが命からがら這って外に出たという経験から、「今からシャワーを浴びるんだけど、1時間経ってフロントに来なかったら部屋を見に来てね」とホテルの人に伝えたというエピソードを紹介されました。
⑦それぞれの国には独自の文化や風習があるし、良い人も悪い人もいるので、旅行前にその地域の犯罪や詐欺被害について調べておくと良い。

三代さんの話は実体験に基づく内容だった上に、話がとても面白くあっと言う間の2時間でした。
まだまだ書ききれない部分はありますが、Samの記憶容量がMAXになったので、続きは三代達也さんの【車椅子世界一周ブログ】をご覧ください。
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会場には、織田 友理子さんも来られていましたので初対面のご挨拶をさせていただき、一緒に記念写真を撮りました。
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三代さんの講演後に撮った記念写真
左からSam、引地晶久さん、三代達也さん、伊藤史人さん、織田 友理子さんです。