2018年12月16日のブログ12月27日DropTalk講習会を開催します!で紹介したDropTalk講習会を2018年12月27日(木)に現任校で開催しました。
DropTalk講習会の会場
現任校の職員の他、福岡県内および佐賀県の特別支援学校や特別支援学級の教員や福祉事業所職員の計40名以上が集まってくださいました。

講師は、DropTalkを開発しているHMDT社の木下誠社長とエンジニアの黒田美穂さん。
木下さん
  黒田さん
まず、特別支援教育におけるICTの活用がどのように進んできたかをふり返り、その中からVOCAアプリDropTalkが生まれ、その後進化を続けていることを木下さんが話され、初級編がスタート!

初級編は、①コミュニケーションキャンバスの作成、②スケジュールキャンバスの作成、③キャンバスの共有、について、それぞれの方法を解説していただいた後、実際に演習するという流れでした。
初級編①
初級編②
演習時の様子01
演習時の様子02
初級編③
現任校の教員は、普段からDropTalkでコンテンツを作ったりAirDropすることも慣れていますので、スムーズに講習は進み、中級編へ。

中級編では、④スケッチの使い方、⑤キャンバスリンク、⑥肢体不自由への対応(現在、開発中のフェイスジェスチャー)について学びました。
中級編④
中級編⑤
中級編⑥
12月18日のブログiPad版VOCAアプリ【DropTalk】でターンテイキングしながら会話を楽しむなどで紹介しているように、現任校では多くの子どもたちがDropTalkを使い、そのコンテンツは教員が作っています。
昨年度(2017年度)は、ミニ講座を開いてDropTalkの使い方やコンテンツの作り方を伝えてきましたが、なにぶん時間が足りず、機能の半分程度しか伝えきれていませんでした。

講習会に参加した教員も昨年度のミニ講座170606VOCAアプリ【DropTalk】の使い方などを通じて操作には慣れているものの、スケッチとキャンバスリンクは、ほとんどの教員が初体験!
「これはスゴい」「◯◯ちゃんの教材にピッタリ」という声があちこちから聞こえてきました。

また、現在開発中のフェイスジェスチャーについては「Windowsの視線入力しか知らなかったけれどiPadでも視線入力ができるようになるとイイね」という驚きの声もあがっていました。
中級編⑥
13:30から始まった講習会でしたが、あっという間に3時間!
まだまだ学びたいと思う気持ちが参加者の胸をよぎったのではないでしょうか。

講習会の企画運営をしてくれた同僚の山口拓哉さんが、そのうちYouTubeに講習会の動画をアップしてくれるかもしれませんので楽しみです。

講習会の後、「iPadをタップする際、指が画面の上を滑ってしまう子どもがいるので、その解決策はありませんか?」と尋ねたところ、設定>一般の中で調整できることを教えていただきました。


バウンスを有効にする→ONにするとタップ時に指が滑るとシンボル位置がずれる、OFFにするとシンボル位置がずれない

タッチダウンでシンボルを読み上げる→ONにすると触った時にタップ、OFFにすると離した時にタップ

DropTalkの設定画面

とても充実した学びの時間をいただいたHMDT社のますますの発展を祈念しています。
木下さんとSam
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夜の懇親会にて(木下さんとSam)