2018年12月21日のブログ視線入力マイスター養成講座をやっていますで、福岡市内の訪問リハを担当しておられるPTさん&OTさんからの依頼で、2017年11月から1〜2ヶ月に1回の割合で視線入力マイスター養成講座を開催していることを書きました。

視線入力マイスター養成講座を始めてから1年以上が過ぎ、各参加者のスキルは一定程度アップしたと思います。
あとは、実践する中でレベルアップしていくものと期待しているところです。

視線入力マイスター養成講座を始めた頃、「iPadの使い方も教えてほしい」という声が参加者から届いていました。
視線入力か?iPadか?を天秤にかけた時に、参加者は全員がWindowsパソコンを持っておられました(iPhoneユーザーは2人、iPad所有者は1人)ので、まずは視線入力から始めましょうということにしました。

前述したように、講座の参加者7名(たまに増減があります)が患者さんの実態とニーズに応じて視線入力を導入する上でのスキルは一定程度身につけられましたので、2019年3月の講座(参加者は「部活」と呼んでおられます)から【iOSアクセシビリティマイスター養成講座】と改名して、iPad/iPhoneの活用に特化した内容に変更することになりました。

2019年4月6日(土)に行った第13回講座で取り扱った内容は、以下のとおりです。
iPadアクセシビリティ機能視覚サポートの画面
 iOSアクセシビリティマイスター養成講座の様子02
①iPadの基本操作(電源のON/OFF、アプリの起動と終了、ホームボタンの機能、マルチタスクの使い方、Dockとコントロールセンターの機能、横向きにして撮影する際の持ち方と向き、キーボードの追加方法、日本語かなキーボードのあ行の左右変更方法)の解説と試用

②アクセシビリティ機能『文字を太くする』『さらに大きな文字』『色を反転』の設定方法の解説とアプリ【メモ】で試用

③アクセシビリティショートカットの設定と使い方の解説と試用

④アクセシビリティ機能『選択項目の読み上げ』『画面の読み上げ』の設定方法の解説とアプリ【メモ】で試用

⑤アクセシビリティ機能『画面の読み上げ』をアプリ【Safari】で表示したWebサイトを読み上げるデモ
 iOSアクセシビリティマイスター養成講座の様子01
⑥【Safari】で表示したWebサイトのうち「リーダー表示」できるサイトであれば『画面の読み上げ』で分かりやすくなることをデモ

⑦読み上げ機能を利用する際の音声を変更する方法の解説と試用

⑧テキスト文字列の一部を選択すると表示されるメニューの「調べる」の使い方

⑨SplitView機能を使うことで画面を2分割して学習に使いやすくなることの解説と試用

⑩アクセシビリティ機能『VoiceOver』の解説と試用

⑪Appleの公式サイトの中にあるアクセシビリティサイトから見ることができる動画の視聴
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次回は7月開催を予定しています(5月と6月は福岡県内で開催されるICT・AT関連のイベントの手伝いをするため、それに振り替えます)。
今回の復習をした後に、アクセシビリティ機能『アクセスガイド』を取り扱おうかと思っています。