2019年8月31日のブログ【追記】2019年9月8日(日)は仙台へGO!〜第17回楽暮プロジェクト・セミナーで紹介した第17回楽暮プロジェクト・セミナーに行ってきました。
セミナー資料01
セミナー資料02
楽暮プロジェクトとは、宮城県にAACとATを広めるために結成されたグループで、障害等のために生ずるコミュニケーションの困難さを技法・技術・道具等を利用して解決するための情報交換を行っておられます。

月例会とイベントを開催し《実践の紹介》《セミナー》《支援機器の紹介》《おもちゃの改造やスイッチの製作会》などを行っておられます。

セミナー会場には、誰でも体験できる視線入力やSimple Technologyのブース、AACやAssistive Technologyに関する書籍の展示・販売ブースが設けられ、参加された方は自由に体験や閲覧ができるようになっていました。
視線入力体験ブース
Simple Technology体験ブース01
Simple Technology体験ブース02
書籍の展示・販売ブース
セミナーは楽暮プロジェクトの主宰である仙台高等専門学校竹島 久志さんによる楽暮プロジェクトの紹介とセミナーの概要説明からスタート!
竹島さんによる前説
つづいてSamが講演させていただきました。

タイトルは「肢体不自由児のデキルを活かす ICT・ATの活用〜シンプルテクノロジー、iPad、視線入力〜」
講演するSam
まずは、肢体不自由児が抱えている学習上または生活上の困難さを動画で紹介。

その困難さを解消・軽減するための手段としてICT(=Information & Communication Technology:情報通信技術)を含めたAT(=Assistive Technology:支援技術)を活用した事例を紹介させていただきました。

その中で、VOCA、iPad、Simple Technology、視線入力でどのような活動が可能になるのかについて紹介。

その結果として、肢体不自由のある子どもたちが受動的な立場から能動的な立場に変わり、コミュニケーション意欲の向上につながることを話させていただきました。
図ライド01
途中、新しいテクノロジーとして、Head/Face TrackingとiPadOS13パブリックベータ版のアクセシビリティについても紹介。
講演用グッズ
最後に、1999年に訪米した時に出会った肢体不自由当事者の自立観や社会参加に関する考え方も紹介させていただきました。
スライド02
スライド03
当日は、宮城県の方ばかりでなく、青森県、秋田県、福島県から参加された方もいらっしゃっていて記念写真をパチリ
記念撮影
翌日の神戸市立いぶき明生支援学校での支援機器活用に関するコンサルテーション&職員向け研修会に向かうため、3名の方による実践報告をすべてお聞きすることができなかったのが残念でしたが、とても充実した一日となりました。

今回のセミナーでお世話になった皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。