2020年6月16日にリリースされ、7月17日頃からAmazon Japanで購入できるようになったTobii Eye Tracker 5が届きました。
Tobii Eye Tracker 5本体と同梱品
箱と中身はこんな感じで、スッキリとパッケージされています。
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Tobii Eye Tracker 5の箱
Tobii Eye Tracker 5の中身
Tobii Eye Tracker 5のパッケージング
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ノートパソコンのディスプレイや外付けディスプレイのベゼル下部にTobii Eye Tracker 5を取り付けるための鉄板はTobii eye Tracker 4Cと同じサイズ&形状です。
ちなみに、Tobii Eye Tracker 5は、Tobii Eye X(販売終了)やSentry Gaming Eye Trackerに同梱されていた鉄板を取り付けたディスプレイにも貼り付きます。
したがって、旧機種を使っておられた方も安心だと思います。

手元にあった中古のTOSHIBA製Windoos10ノートパソコン(Intel Core i5-3340 2.0GHz、8GBメモリ、SSD240GB、タッチパネル仕様ではない13.3インチディスプレイ)で使えるように設定してみましたので、その方法を以下に紹介します。

ただし、あくまでSamの環境(WebブラウザはGoogle Chromeを使っています)で設定したことのログですから、読者の方が同じようにやってみてうまくいくかどうかは定かではありませんので、その点はご了承ください。

①まず、https://gaming.tobii.com/getstarted/にアクセスしてTobii Eye Tracker 5専用のドライバソフト(Eye Tracking Sotware)をダウンロードします。
※この時点では、Tobii Eye Tracker 5をパソコンのUSBポートに接続しない方が良いです。
TobiiのDownloadsサイト01
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ダウンロード先のhttps://gaming.tobii.com/getstarted/の画面です。
画面中ほどの左端に表示された【tobii EYE TRACKING】と書かれた四角枠を左クリックします。
TobiiのDownloadsサイト02
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左端の【tobii EYE TRACKING】と書かれた四角枠が水色に変わります。

少し下にスクロールすると【Device】という項目が表示されますので、そこにマウスポインターを合わせると《Tobii Eye Tracker 4C》と《Tobii Eye Tracker 5》のいずれを選ぶかというメニューが表示されます。
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TobiiのDownloadsサイト03
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【Device】メニューから《Tobii Eye Tracker 5》にマウスポインターを合わせて左クリックします。
そして、下方向にスクロールすると下のような表示が見えてきますので《please use this offline installer》と書かれた青色文字列を左クリックします。
TobiiのDownloadsサイト04
自動的にTobii Eye Tracker 5専用のドライバソフトがダウンロードされます。
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TobiiのDownloadsサイト05ダウンロード中
ダウンロードが完了したら、《開く》を左クリックします。
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ダウンロードファイルを開く
すると、Tobii Eye Tracker 5専用のドライバソフトのインストール作業が自動的に始まります。
Tobiiのドライバインストール中
インストールが完了すると下の画面が表示されます。
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Tobiiのドライバインストール終了画面
《Continue》を左クリックすると、タスクバーにTobii Eye Tracker 5専用ドライバアイコンが表示されます。
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タスクバーに表示されたドライバアイコン
※タスクバーにTobii Eye Tracker 5専用のドライバアイコンが表示されない場合、上向き山型マークの中にあります。

タスクバー左下のWindowsマークの中にある【設定】から《アプリと機能》を起動して、2種類のドライバソフトがインストールされていることを確認しましょう。
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Tobiiのドライバ2種
Tobii Eye Tracker 5をWindowsパソコンのUSBポートに接続します。
PCに取り付けたTobiiEyeTracker5
Tobii Eye Tracker 5をWindowsパソコンのUSBポートに接続すると、Microsoft Storeが起動してTobii Experienceをインストールするよう求められますので、指示通りに進みます。
※Microsoftアカウントを入力する必要があるかもしれませんので、事前に取得しておくことをオススメします。(Microsoftアカウントは無料で取得できます。Samは昔、取得したHotmailのアカウントを利用しています。)
Microsoft Storeの画面
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《入手》ボタンを左クリックすると自動的にダウンロード&インストールが始まります。
Tobii Experienceのインストール終了画面
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インストールが完了した画面です。
《起動》を左クリックするとTobii Experienceが起動して、キャリブレーション作業が始まります。

③キャリブレーション作業を始めます。
Tobii Experienceが起動すると下のような画面が表示されます。
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Tobii Experienceの初起動画面01
《開始する》を左クリックします。
Tobii Experienceの初起動画面02
画面左下に表示される《承諾》を左クリックします。

すると、旧機種(Tobii Eye Tracker 4C、Tobii EyeX、Sentry Gaming Eye Tracker)を使ったことがある方にはお馴染みのEye Trackerの位置調整画面が表示されます。
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EyeTrackerの位置調整画面
位置調整が完了したら《終了》ボタンを左クリックします。

すると、Tobii Eye Tracker 4Cなどの旧機種と同じようなキャリブレーション作業の画面が表示されますので、自分の目でキャリブレーションを行います。
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キャリブレーション作業画面01
キャリブレーション作業画面02
キャリブレーション作業画面03
キャリブレーション作業画面04
キャリブレーション作業画面05
キャリブレーション終了画面
キャリブレーションが終了すると、下のような画面が表れてTobii Eye Tracker 5が視線を捉えている意味のバブルが表示されます。
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キャリブレーション終了後に出現するバブル
パソコンに表示されたバブル
設定の手順は、上記のわずか3ステップです。

ざっくりと試してみた結果、視線入力に対応した入力練習アプリEyeMoT 3DEyeMoT 2D、視線マウスアプリmiyasuku EyeConLTmiyasuku EyeConMouseも問題なく視線で操作できました。
EyeMoT 3DEyeMoT 2Dの機能にある《キーボードの【X】キー》の押し下げによる視線検出のON/OFFも可能です。
miyasuku EyeConLTmiyasuku EyeConMouseの機能にある《キーボードの【Ctrl】【Alt】【F3】キー》の同時押し下げによる視線検出のON/OFFも可能です。

今回使ったパソコンには、元々Tobii Eye Tracker 4Cが使えるように設定していました。
以前、Tobii Eye Tracker 4Cが世に出た頃、Tobii社が供給しているドライバソフトに不具合が多くて、最新のドライバソフトにアップデートすると作動しないこともありました。

まずは、Tobii Eye Tracker 4C用のドライバソフトを生かしたままTobii Eye Tracker 5を取り付けてみましたが、案の定作動しませんでした。
そこで、Tobii Eye Tracker 4C用のドライバソフトをアンインストールしてからTobii Eye Tracker 5専用のドライバソフトをインストールしたところ、うまく作動しました。

すでにTobii Eye Tracker 4Cを利用しておられる方で「Tobii Eye Tracker 5に交換しよう」と思われる方は、Tobii Eye Tracker 4C用のドライバソフトをアンインストールしてからTobii Eye Tracker 5専用のドライバソフトをインストールすることをオススメします。

【備忘録】
ドライバソフトのインストールやEyeMoT&miyasuku EyeConシリーズの動作を検証するために2時間ほどTobii Eye Tracker 5をノートパソコンに接続していましたが、取り外す時にTobii Eye Tracker 5本体が熱くなっていました。
そのせいで放熱効率の良いアルミニウムに筐体が変更されたのかもしれません。

以上、Tobii Eye Tracker 5の設定方法の紹介でした。