2022年2月15日のブログオンラインで使えるVOCAアプリCboardをもっと使いやすくするには〜設定を使いこなそうの続編です。
前回、紹介した動画はコチラでした。
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Cboardを見やすくする方法〜How to change UI Size and hide output bar while using Cboard on iPad20220213_#0662(YouTube動画へ)

この動画をご覧になられた際、Cboardの設定を変更する画面を表示すると、英語表示では【Scanning】、日本語表示では【走査】と書かれたアイコンに気づかれた方も多いと思います。
Scanningが書かれた設定画面
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英語表示の設定画面
走査が書かれた設定画面
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日本語表示の設定画面

スキャン入力という言葉は、英語では【Scanning】と言われており、日本語に翻訳すると【走査】となります。
CboardはWebアプリなのですが、外部キーボードやアクセシビリティスイッチによるスキャン入力の機能が実装されているのです。
上図の【走査】アイコンをタップorクリックすると、スキャン入力の設定画面が表示されます。
Cboard走査設定画面01
Cboardのスキャン入力は、外部キーボードのキーアサインに対応していますので、そのキーアサインを実装したスイッチ・インターフェイス(有線でも無線でもOK)を準備すれば、アクセシビリティスイッチによるスキャン入力が可能になります。
スイッチ・インターフェイス3種
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Cboardのスキャン入力に使えるスイッチ・インターフェイスの例
Cboard走査設定画面03
Cboardのスキャン入力は、1個のアクセシビリティスイッチで行う自動スキャン(=Auto Scanning)と2個のアクセシビリティスイッチで行うマニュアルスキャン(=Step Scanning)が選べるようになっています。
Cboard走査設定画面04
自動スキャンのキーアサインは、外部キーボードのどのキーでもOKです。
マニュアルスキャンのキーアサインは、Spaceキーでコミュニケーションカードやフォルダを【選択】していき、Enterキーで【決定】する仕様になっています。
自動スキャンのハイライト時間(=スキャン枠の移動速度)は【時間遅延】のアイコンで変更できるようになっています。
設定可能な時間は、0.75秒、1秒、2秒、3秒、5秒の5段階です。
Cboard走査設定画面02
スキャン枠は赤色で表示されます(色の変更はできないようです)。
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赤色で表示されるスキャン枠
実際に使ってみると、同じコミュニケーションカードが続けて入力されたり、フォルダに移動した後のスキャン枠が表示されなくなったりするといったバグがあります。
Cboardの開発メンバーが解決すべく努力しておられるのですが、開発費用が足りないそうです。
気になった方はDonation(=寄付)をお願いします。

Cboardの基本的な使い方ならびにコミュニケーションカードの作成・編集・削除の方法についてはコチラの動画で紹介していますので、併せてご視聴ください。
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オンラインで使えるVOCAアプリCboardをiPadで使う方法〜How to use the online VOCA app "Cboard" on iPad 20220210_#0661(YouTube動画へ)

なお、このブログ記事を書くにあたってはCboardさんから許諾を得ています。