2020年6月5日のブログ富田分類から学ぶ障害児者へのコミュニケーション支援で紹介した富田 朝太郎さん(言語聴覚士)が、富田分類から学ぶ 障害の重い子どもへのコミュニケーション支援 いつでも・どこでも・誰でも・すぐにできる というタイトルの書籍を上梓されました。
著者である富田 朝太郎さんから献本していただいた書籍がコチラ!
 ↓ ↓ ↓
本の表紙
いつもお世話になっている帝京大学の金森 克浩さんやドロップレット・プロジェクトの青木 高光さんもブログで紹介しておられますね。
 ↓ ↓ ↓
【書籍紹介】富田分類から学ぶ 障害の重い子どもへのコミュニケーション支援 いつでも・どこでも・誰でも・すぐにできる(金森さんのブログ記事へ)
謹呈感謝:富田分類から学ぶ障害の思い子どもへのコミュニケーション支援(青木さんのブログ記事へ)
以下、出版元の学苑社さんの該当サイトから目次を引用します。
 ↓ ↓ ↓


第1章 コミュニケーション困難な障害児への支援
 1 障害について
 2 障害児を取り巻く現状
 3 支援環境(場所・人)
 4 障害児支援で必要なこと
 5 支援の現場で求められていること

第2章 コミュニケーションについて
 1 コミュニケーション
 2 コミュニケーションの実際
 3 コミュニケーションの手段
 4 コミュニケーションの段階
 5 コミュニケーション段階のまとめ

第3章 富田分類について
 1 富田分類の概要
 2 これまでの障害度分類
 3 富田分類
 4 全体表
 5 評価方法:評価フローチャート
 6 支援方法
  1. 言語期  
  2. 命題伝達段階  
  3. 意図的伝達段階  
  4. 聞き手効果段階
 7 富田分類のまとめ

第4章 富田分類の活用
 1 概要
 2 発達状況
 3 活動参加
 4 状況把握
 5 全国での活用
 6 さらなる活用
 7 活用の注意点
 8 目指すところ

第5章 富田分類の実践
 1 評価・分類
 2 コミュニケーション支援の検討

column
 リハビリテーションとハビリテーション
 視覚支援について
 ICT機器のコミュニケーション支援活用
 インリアル・アプローチ
 目的と手段について
学苑社の該当ページ
これまで、重症心身障害児者の障害度分類として「大島の分類」や「横地分類」が一般的に活用されています。
しかしながら、いずれもそれぞれの活用目的に応じた障害度の概要を把握する上での有効性は高いですが、生活支援の現場においては評価が簡便でなく、活用できていない現場が少なくないと思っています。
その現状から考案されたものが「富田分類」です!
富田分類の図
「富田分類」では、「大島の分類」に基づく運動機能とコミュニケーション能力に視点を当てた評価をBates(1975)のコミュニケーション発達段階を参考に4段階(聞き手効果段階、意図的伝達段階、命題伝達段階、言語期)に分類するとともに、具体的な支援方法をも提案しています。
コミュニケーション段階別支援方法
重症心身障害児者の支援者にとって参考になる考え方ですので、是非お買い求めの上ご一読ください。
ちなみに、今日が出版予定日となっています。
Amazonや楽天ブックスでも購入できますね。
 ↓ ↓ ↓
Amazonで購入(該当のページにジャンプします)
楽天ブックスで購入(該当のページにジャンプします)