2019年9月26日のブログiPadOS13/iOS13のアクセシビリティ新機能〜ホームボタンの無いiPhoneやiPad Pro(第3世代)でヘッドトラッキング入力ができるようになりましたで、日本時間の2019年9月20日にバージョンアップされたiPadOS13/iOS13では、ホームボタンの無いiPhoneやiPadシリーズのアクセシビリティ機能【スイッチコントロール】のメニューに《ヘッドトラッキング》が追加されたことを紹介しました。
《ヘッドトラッキング》とは、iPad/iPhoneの内蔵カメラで頭(顔)の動きを検知して、その動きに合わせてマウスポインター(=マウスカーソル)を移動させるという機能です。
ホームボタンの無いiPhoneやiPadシリーズに付いているインカメラはTrue Depthというタイプのもので、各種センサーがユーザーの顔の形状を正確に読み取ることができるために顔認証が可能になったと聞いていました。
これまで、アクセシビリティ機能【スイッチコントロール】の《ヘッドトラッキング》は、そのTrue Depthカメラの機能を使っていると理解していたので、True Depthカメラが搭載されていないホームボタンのある機種で《ヘッドトラッキング》は使えないと思っていました。

日本時間の2022年3月15日未明にリリースされたiPadOS15.4のアクセシビリティをそれ以前のOSと比較しようと思って、手持ちのiPad(第9世代)のアクセシビリティをチェックしていたら、【スイッチコントロール】のポイントハイライトに《ヘッドトラッキング》の文字を発見!
ポイントハイライトの項目
普段使いしているiOS15.4のiPhone SE(第2世代)はホームボタンのある機種なのですが、それも《ヘッドトラッキング》が使えるようになっていました。
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iPhoneSE(第2世代)のヘッドトラッキング
ひょっとしたらiOS15/iPadOS15から追加されたのかも知れませんね。
タップなどのアクション(=操作)は、眉を上げる・口を開ける・笑う・舌を出す・目をまばたく・鼻をしかめる・唇を右側に向けてすぼめる・唇を左側に向けてすぼめる・滞留という9つの動作の中から選べるようになっています。
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ヘッドトラッキングの9アクション
設定可能なアクションは以下のとおりです。
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設定可能なアクション
手指を動かすことに困難さのある肢体不自由児・者の中でも頭なら楽に動かせる方であれば利用できるアクセシビリティ機能ではないかと思います。
そこで、設定方法と使い方を紹介した動画を作ってYouTubeにアップしました。
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ホームボタンのあるiPad(第9世代)で使えるようになったアクセシビリティ機能ヘッドトラッキング20220328_#0674(YouTube動画へ)

必要な方の参考になれば幸いです。