4月も半分が過ぎようとしています。
学校では始業式や入学式も終わって、新しい学年・学級での学習が始まっていることと思います。
約1年前に福岡市立学校を定年退職したSamですが、ありがたいことにe-AT活用に関する相談を多数いただいています。
そんな中、この時期ならではの相談事が「肢体不自由があるために紙の教科書をめくって読むことができないのでどうしたら良いか」ということです。
これまで当ブログでは、マルチメディアDAISY教科書Access Readingが提供している音声教材、広島大学が提供している音声教材UD-Book、愛媛大学が提供している音声教材UNLOCKなどを紹介してきました。
いずれの音声教材も特徴があって、視覚障害や発達障害、肢体不自由などによる読みの困難さがある子どもたちに有効だと思います。

しかしながら、SMA(脊髄性筋萎縮症)のように自身で動かせる部位と範囲がわずかな子どもたちの中には「視線入力が最も楽な入力方法だ」という子どももいます。
当ブログの読者はご存知のように、日本で視線入力を比較的安価で利用するにはWindowsパソコンです。
上記音声教材のようにデジタル化した教科書データの中でも紙の教科書とあまりレイアウトが変わらないとSamが思っているのはAccess Readingが提供しているEPUBデータです。
そこで、EPUBデータをWindowsパソコンで読むための方法を探していたところ、Thorium Readerというアプリを見つけました。
Thorium Reader
Thorium Readerは、2015年に設立された仏国パリを拠点とする非営利団体European Digital Reading Lab(EDRLab)がリリースしたアプリケーションソフトウェアです。
Windows、macOS、Linuxで動くように設計されていますので、Windows版アプリをインストールすれば視線入力でEPUBデータを読むことができるようになるわけです。
Thorium Readerの画面
そこで、Access Readingが提供しているEPUBのサンプルデータをThorium Readerで読む方法を解説した動画を作ってみました。
 ↓ ↓ ↓
WindowsPC用EPUBリーダーアプリThorium Readerを使ってAccess Readingが提供している音声教材サンプルを読む20220405_#0675YouTube動画へ(YouTube動画へ)


WindowsPC用EPUBリーダーアプリThorium Readerを使ってAccess Readingが提供している教科書データを視線入力で読む20220407_#0676(YouTube動画へ)

この情報が質問者にとって役に立つと良いのですが...

なお、このブログ記事を書くにあたっては、EDRLabさんからの許諾を得ています。