2019年にスペイン・バルセロナで設立された非営利団体EyeHarpは、マウスポインタを移動させるだけで音楽演奏ができるWindowsアプリを無料で提供しています。
EyeHarp
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視線入力でEyeHarpアプリに入力してギター奏者とセッションする男の子

サークル状に配列されたカラフルな鍵盤にマウスポインタを移動させれば音を鳴らすことができます。
128種類の楽器音が用意されていて、その中から使いたい楽器音を選べるようになっています
また、外部MIDI機器も接続できるよう設計されていますので、本格的な音楽演奏が可能になると思います。

入力方法としてマウスオーバー機能がありますので、クリックしなくてもマウスポインターを鍵盤やグリッドに移動させれば音が鳴ります。
したがって、視線追跡装置&視線マウスアプリによる視線入力やHead Trackingデバイスを使って頭や顔を動かすだけで音楽演奏ができるという仕組みです。

EyeHarpアプリを視線入力で演奏している様子がEyeHarpのYouTubeチャンネルEyeHarp Projectで公開されています。
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EyeHarp: gaze-controlled musical instrument(YouTube動画へ)


視線で入力する場合、Tobii Eye Tracker 5などの視線追跡装置と視線マウスアプリが必要です。
視線マウスアプリはmiyasuku EyeConLT2以外にmiyasuku EyeConMouseEyeMoT MouseでもOKです。

EyeHarpアプリは、島根大学の伊藤 史人研究室で開発されたEyeMoT Sensoryの《楽器演奏コンテンツ》、SOUNOS VALKA、オランダのEyePlayChordsに続く、視線入力に対応した音楽演奏アプリとして使えると思います。

なお、このブログ記事を書くにあたって、EyeHarp Projectさんからの許諾を得ています。