2022年6月26日のブログA特別支援学校におけるe-AT活用に関するコンサルテーション記録①〜アクセシビリティスイッチのフィッティングはお得なことがカギの続編です。

相談内容の2例目は、中学部訪問学級生徒Cさんの「ボッチャをやりたい」という相談です。
Cさんが小学生の頃、ご自宅に伺って視線入力装置の設定をサポートした間柄です。
昨年度は、分身ロボットOriHimeを自宅から遠隔操作して「ようこそ」「校長室に案内します」と語りかけて案内してくれました。
額のあたりに装着したピエゾセンサーレッツ・チャットに入力して、スイッチコントロールでiPad用VOCAアプリDropTalkを操作して音声を出力し、OriHime eyeを視線入力で操作してOriHimeを動かしていました。
可動式OriHime
そんなCさん...
昨年度の授業で取り組んだボッチャがとても楽しかったそうです。
担任の先生が試行錯誤しながらボールを転がすようにしたそうですが、なかなかうまくいかず、結局、担任の先生がCさんの手を介助してボールを転がしたとのこと...
大学を卒業したばかりでヤル気に満ちあふれた担任の先生から「Cさんは視線入力もピエゾセンサーの入力も上手なので、1人でボッチャのボールを投げるようにできませんか?」という相談です。

そこで、miyasuku Bocciaシステムを紹介!
miyasukuBocciaランプ
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miyasuku Bocciaランプとホスト用Windowsパソコン
miyasuku Bocciaシステムの構成
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miyasuku Bocciaシステムの仕組み
miyasukuBocciaを起動した画面
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miyasuku Bocciaアプリが最前面に映っているWindowsパソコンのZoom画面

自宅に視線入力装置一式がありますので、自宅のWindowsパソコンにmiyasuku Bocciaアプリをインストールすれば、すぐにでも使えるようになりそうです。
そこで、7月17日(日曜日)に予定されている一般社団法人できわかクリエイターズ主催によるmiyasuku Boccia体験会&練習会に参加することをオススメしました。

A特別支援学校は知的障害教育部門と肢体不自由教育部門があり、それぞれ約400名と約100名の子どもたちが在籍しています。
肢体不自由教育部門には視線入力装置一式も配備されていて、数名の子どもたちが利用しているとのこと。
学校にmiyasuku Bocciaシステム(ランプ、制御ボックス、miyasuku BocciaアプリがインストールされたWindowsパソコン)が常設されれば、ボールが投げられない重度の肢体不自由児でもアクセシビリティスイッチ入力や視線入力でボッチャが楽しめると思います。
Cさん親子と担任の先生の願いを実現したいものです。

今日のところは、ここまで...