これまでお知らせしてきたように独立行政法人国立高等専門学校機構には、高齢者や障害のある人々の生活環境(QOL)を支援するための技術や支援機器等の研究・開発を行うために国立高等専門学校の教職員および学生で組織されたKOSEN-ATがあります。
GEAR50の概要
次世代ATのイメージ図
KOSEN-ATの中核拠点校となっているのが、Samが籍を置いている熊本高等専門学校です。
熊本高等専門学校ではKOSEN-ATの活動の一環として、M5Stack Basic(エムファイブスタックベーシック)をベースにしたBluetoothインターフェイス【KOSEN-AT製KME(仮称)プロトタイプ】を開発しています。
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KOSEN-AT製KME(仮称)プロトタイプ2種の紹介(該当のブログ記事へ)
①本体にアクセシビリティスイッチ用3.5Φモノラルミニジャックを4個付けた【KME-M4】
KME-M4 Ver.20220418本体
②本体にアクセシビリティスイッチ用Φ3.5mmステレオミニジャックを2個付けた【KME-M2】
KME-M2 Ver.20220418本体
③静電容量タイプのタッチセンサーが接続できるようにした【KME-T1】
KME-T1
④空気圧センサーが接続できるようにした【KME-P1】
KME-P1
上記のうち、①KME-M4を夏休み期間中に量産しようかと計画しているところです。

2022年7月29日のブログ熊本高専の2年生向けにAT開発に必要なことを講義しましたで紹介した講義用スライドに書いたように、支援機器や支援技術を開発する上で「障害のある人たちの困っていることを聞いて知る」ことはとても大切なことです。
高専講義プレゼン06
熊本高等専門学校KOSEN-ATメンバーが、熊本市内にある障害者支援事業所から依頼されて出向いた際、「IoT製品MaBeeeを使って電動オモチャをアクセシビリティスイッチで動かしたいが、使えるiPadの台数が足りないのです」といった相談を受けました。
MaBeeeは、当ブログでも何回も紹介したのでご存知の方も多いと思いますが、スマートデバイス(スマートフォンやタブレットの総称)のアプリ(MaBeeeコントロールたっち&びーぷ絵カードVOCA「しゃべるんです。」)をタップするだけで乾電池式オモチャを作動させることができるIoT製品です。
乾電池式オモチャにMaBeeeを入れる
MaBeeeとの連携図
乾電池型IoT製品【MaBeee】とiDevices専用アプリで電動バサミを作動させる180209(YouTube動画へ)

190327小4年-PPSスイッチに入力して乾電池式オモチャをON/OFFしながら妹をあやす20190402_#0331(YouTube動画へ)

乾電池式ハンディスプレーにMaBeeeを入れて、iPadに貼ったi+Padタッチャーに接続した外部スイッチに入力して、水撒きしたり水遣りしたりする方法20200430_#0456(YouTube動画へ)

200522高3年MRさん-スペックスイッチとiPadで植物に水やりをする20200527_#0460(YouTube動画へ)

同僚が相談を受けた事業所は「MaBeeeをコントロールするためのiPadが足りない」ということなので、KMEにMaBeeeをコントロールするプログラムを書き込んでもらいました。
その紹介動画がコチラです。
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KOSEN-AT製KMEをMaBeeeの制御用スイッチ・インターフェイスとして使う20220722_#0714(YouTube動画へ)

熊本高等専門学校KOSEN-ATチームでミーティングをした結果、この他にもKMEに実装したい機能のアイディアがたくさん出てきています。
そこで、KMEはキーボード・マウス・エミュレータの機能だけでなく、障害者支援の現場からのニーズに応えるべく、KOSEN Multifunctional Endpointという意味のKMEという名称に変更して発展を続けていく予定です。