2022年11月22日(火曜日)と24日(木曜日)に大阪府茨木市にある市立B小学校に訪問して、特別支援学級に在籍するRさんのe-AT活用をサポートした記録の第3弾です。
第1弾はコチラ
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茨木市立B小学校でのe-AT活用に関するサポート記録①〜視線入力にも対応しているEyeMoTボックスアプリを活用してセリフを言おう
セリフを出力する仕掛け
第2弾はコチラ
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茨木市立B小学校でのe-AT活用に関するサポート記録②〜EyeMoTボックスとEyeMoTボックスアプリを活用してセルフマッサージ
視線入力でセルフマッサージ
RさんがEyeMoTボックスアプリEyeMoTボックスを利用して視線入力でセルフマッサージをしている最中、教室に10名以上の先生方が集まってこられました。
ミニ研修会に集まった先生方
Samと一般社団法人できわかクリエイターズ代表で作業療法士の引地 晶久さんが訪問するので、急きょ職員研修会を設けることになったそうです。
かしこまった研修会ではなく、Rさんが日頃どのような工夫で学習をしているのかを知ってもらうことにしました。
ミニ研修会
RさんがEyeMoTボックスアプリEyeMoTボックスを利用して、視線入力でセリフを発表する方法やセルフマッサージをしている方法を紹介した後に「どなたか試してみませんか?」と水を向けると「私やります」「いや、私も」と次々と手を挙げてくださって、視線入力でマッサージしあいっこの会場となりました。
肩のマッサージをしてあげる
さすが、関西!
皆さんノリが良かったですねぇ...
頭のマッサージをしてあげる
皆さんノッてきたところで研修会はお開きとなり、ちょっぴり残念そうな先生たち…
すると、シメの言葉を言われた首席の先生から「Rさんの学びに合ったやり方で教育を受けることが、Rさんへの教育の補償です。それを提供するのが、私たちの使命です。実際に、その方法を知ることができて参考になりました。」という言葉を聞かせてもらいました。

現在2年生のRさんは、あと4年間はB小学校に在籍することになります。
学校は、人事異動などによって担当教師が変わることはよくあります。
その時、前年度の取組を新年度の担当教師に正確に引き継ぐのは難しい作業です。
もちろん、画像を盛り込んだりして山のように膨大な資料は作られますが、言葉かけのタイミングや方法、機器の設置といった【コツ】のような文字に表せない部分を伝えるのが難しいのは、職人や料理人などの世界でも共通しているように思います。
ですが、B小学校の先生方ならキチンと引き継いでくれるのではないかと期待しています。

今日のところはココまで...