2023年1月31日(火曜日)にB特別支援学校で行ったe-AT活用に関するコンサルテーションの備忘録第2弾です。
第1弾はコチラ
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B特別支援学校におけるe-AT活用に関するコンサルテーション記録3学期①〜OriHimeを活用した現場実習しているJKのiPad入力を楽にするには
教室からiPadでOriHimeを操作する
2番目の相談は、高校2年生Bくんのケースです。
Bくんは、2022年11月26日のブログB特別支援学校におけるe-AT活用に関するコンサルテーション記録2学期⑥〜進行性筋疾患児がiPadやMacを操作するにはで相談された生徒さんです。
その後、2022年11月11日(金曜日)にアドバイスした【Magic TrackpadでMacに入力する】【Macのアプリに文字入力する際はアクセシビリティキーボードを利用する】【外付けディスプレイにMacの画面をミラーリングする】という3点を日々の学習に取り入れておられました。

今回は、Aさんと同じように、教室から分身ロボットOriHimeを操作して市役所での現場実習を行うとのこと...
ところが、OriHimeを操作するためのiPadのOriHime Bizコントローラーアプリに入力できません!
ソッコーでOriHime BizコントローラーアプリがインストールされたiPadにMagic Trackpadをペアリングして操作できるようにサポート。
トラックパッドでiPadに入力するB君
来庁者に「こんにちは」「手指消毒と検温をお願いします」と呼びかけることができるようになりました。

使用しているiPadのOSは16.2なので、学習に使用しているMacのOSをCatalina(macOS10.15)からVentura(macOS13)アップデートして、MacとiPad間でユニバーサルコントロールをONにすれば、1台のトラックパッドでMacもiPadも操作できるので便利だと思います。
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iPadOS15.4のアップデートで追加された機能②〜ユニバーサルコントロール
MacからiPadにユニコンで画像を転送
macOSのAirPlayレシーバー環境設定を使ってiPad/iPhoneの画面をMacにミラーリングする方法
ApplePencilを使っている様子
現場実習の途中、市役所に訪れた方々からOriHimeがどのように見えているのかをビデオ通話で見せてもらえることになりました。
そこで、急いで外付けディスプレイをセッティング。
先方の画像を見る工夫
上写真のように、ベッドに寝た姿勢で学習するときには、miyasukuスタンドに取り付けた24インチディスプレイにiPadやMacを映し出すことで視認性が良くなりますね。

この日は給食をBくんと一緒に食べたのですが、最近のできごとなどを聞いていると「生徒会の副会長になりました」と教えてくれました。
そこで、「生徒会副会長になったのであれば、生徒目線で学校紹介動画を作ってみたら?入学してくる子どもたちが『この学校なら行きたい』と思うような内容にしてさ。」と提案してみました。
校舎の風景はドローンを飛ばして撮影すれば良いですし、基本的な撮影はiPadで行い、編集はMacまたはiPadでやれますので、彼ならできるのではないかと思います。
参考になりそうなブログ記事と動画のリンクを貼っておきます。
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ドローンアクセシビリティプロジェクト始まる!(2022年4月22日のブログ記事へ)
視線入力でドローンを飛ばす梶山さん






今日のところはココまで...