日本時間の2023年9月19日未明、Apple社はiOSとiPadOSのバージョン17をリリースしました。
iPadOS17アプデ画面
その翌20日、スペインIRISBOND社さんから「iPadOS 17 revolutionizes the eye-tracking experience for eye gaze users」というタイトルのメールが届きました。
Google翻訳によれば「iPadOS17は視線ユーザーの視線追跡エクスペリエンスに革命をもたらします」という意味です。
メールを読み進めてみたところ、IRISBOND社が開発・販売しているHiru(WindowsPCとiPad Proで使える視線追跡装置)が、iPadOS17になったことでアイコンに吸着しやすくなったということのようです。
第2世代Hiru
それを解説した動画がコチラ
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IRISBOND | #iPadOS 17 revolutionizes the #eye-tracking experience for eye gaze users(YouTube動画へ)

iPadの標準キーボードはキーが小さいので、視線で入力するには難しいと思っていました。
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視線追跡装置HiruをiPad Pro12.9インチ(第4世代)に接続して視線入力でiPadアプリを操作する方法20220623_#0699(YouTube動画へ)

上の動画では、絵カードVOCA「しゃべるんです。」やAAC用WebアプリCboardに視線で入力していましたが、それぞれのアイコンはそこそこ大きいので入力可能でした。
ところが、アイコンに吸着するようになったので、標準キーボードでも入力できるようです。
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IRISBOND | Hiru | iPad Help | How to turn on Snap to item with your eyes(YouTube動画へ)

IRISBOND | Hiru | iPad Help | How Snap to Item makes it easy to use AAC apps with Hiru(YouTube動画へ)

IRISBOND | Hiru | iPad Help | How to move the Assistive Touch menu(YouTube動画へ)

2023年9月27日(水曜日)〜29日(金曜日)に東京ビッグサイトで開催された国際福祉機器展H.C.R.2023の子ども広場株式会社アップイットさんがOskol付きのHiruを展示しておられましたので、担当者Nさんと一緒にiPadOSをアップデートして、設定アプリからAccessibility>Touch>Assistive Touch>Devices>Hiru>Snap to Itemをオンにしてみたところ想像以上にアイコンに吸着しました!
残念ながらその時の画像を撮り忘れてしまいましたが、イメージとしてはこんな感じです。
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Snap to Itemオン
以前は、マウスカーソルが安定しなかったので【注視してタップ】が難しく感じていましたが、今回のアップデートではアイコン自体が枠で囲まれていて、その枠の中に視線を停留させればiPad側が「注視しているぞ」と認識してくれるようになったのです。
手元にHiruが無いので検証できませんが、TDパイロットでも同様になるかどうかは検証できそうです。
機会があれば試してみたいと思います。
ちなみに、Hiru株式会社アップイットさんまたはライフハックさんから購入できるようになったそうです。
Hiru案内チラシ
なお、本ブログ記事を書くにあたって、スペインIRISBOND社さんならびに株式会社アップイットさん、ライフハックさんからの許諾を得ています。