2024年1月31日のブログ2024年3月16日(土曜日)〜17日(日曜日)は【肢体不自由のある子どものWindowsとiPadOS活用講習会】に参加しませんかで紹介していた社会福祉法人 日本肢体不自由児協会主催による肢体不自由のある子どものWindowsとiPadOS活用講習会に参加してきました。
開催要項01
同年3月16日(土曜日)〜17日(日曜日)の2日間にわたって開催された上記講習会のことを備忘録として数回に分けて書いてみます。
開催要項02
1日目16日(土曜日)の講座はオンラインでの参加が可能だったので、オンライン参加者が10名、現地参加者は13名というハイブリッドで実施されました。
まずは、帝京大学の金森 克浩さんによる講義【支援機器入門】です。
講義中の金森さん
金森さんが話された内容のキモは以下の①〜③。
①支援機器の定義
文部科学省の共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)では「支援機器」を「アシスティブ・テクノロジー(技術的支援方策)において活用される様々な機器のこと。」と定義している。
アシスティブ・テクノロジー(=Assistive Technology:AT)を支えるためにはAAC(Augmentative and Alternative Communication:拡大・代替コミュニケーション )を理解する必要がある

②発達段階から考える
対象物との二項関係が成立する生後3ヶ月頃から5、6ヶ月頃からCause & Effect段階の教材が活用できるようになり、因果関係理解が成立するようになる。
金森資料03
他者と対象物との初期の三項関係が成立する生後6ヶ月頃から14ヶ月頃が、コミュニケーションの機器としてのICT活用を検討する段階で、VOCAやタブレット端末用VOCAアプリが活用できるようになる。

タブレット端末を活用する際に気をつけることとして、◯入力方法の選定、◯姿勢の安定、◯視覚認知特性の把握の3点が挙げられる。
タブレット端末の入力については、画面の操作をする上でどのような事が出来ているのかを確認するとともに本人の評価とアプリの評価の両面で考える必要がある。
その際、実践研究論文「重度知的障害を併せ有する肢体不自由児の、タブレット端末を用いた意図的行動の指導に用いる実態把握表やアプリ段階表、評価の方法の整理の試み」が参考になる。
肢体不自由児の入力評価
③肢体不自由児がコンピュータを操作する上での考え方
対象児の実態から楽に入力できる方法を下の一覧表から見つけていくこと。
金森資料04
それぞれの入力方法の特徴を試して認識した上で対象児に提案するということで、以下の動画を紹介。



そして、最後に『支援技術を活用する際に考慮すべき学習のユニバーサルデザイン』について解説されました。
支援 技 術 を活 用 す る際 に 考 慮 す べき学習のユニバーサル デザイン
東京都立村山特別支援学校の谷本 式慶さんと東京都立府中けやきの森学園の山下 さつきさんによる【支援機器活用実践紹介】については、また後日...