2024年7月11日(木曜日)Samが籍を置く熊本高等専門学校でe-AT活用のサポートをしている医療型特定短期入所施設【はっぴぃかぼちゃん】のスタッフさんたちから、「はっぴぃかぼちゃんに多い視線入力ユーザーが、夏にやれる活動として以下のことをするにはどうしたら良いか」という相談を受けました。
①電動水鉄砲で水をかける際、みてるちゃん2の前にターゲットが来た時にしか水をかけることができないので、ターゲットを追っかけて行って水をかけることができないだろうか
KME(KOSEN Multifunctional Endpoint)と各種入力方法(アクセシビリティスイッチ入力や視線入力)で電動かき氷機を使ってかき氷を作った後に蜜がけをすることができないだろうか
③パソコンゲームEyeMoT 3D Game_05「射的」ではなくリアルに射的ができないだろうか
スタッフさんたちと「あ〜でもない、こ〜でもない」と知恵を出し合っているうちに出てきたのが以下のアイディアでした。
Nintendoマリオカートライブサーキットに電動水鉄砲を取り付けて走らせる
②水槽の水換えなどに使う電動ポンプを利用するor電動のビールサーバーを利用する
③連射可能な電動のおもちゃ鉄砲を利用する
翌12日(金曜日)の朝、はっぴぃかぼちゃんのスタッフさん二人が熊本高等専門学校のATラボに来られたので、上記①Nintendoマリオカートライブサーキットを試してもらいました。
Nintendo Switchでマリオカートライブサーキットを動かす
Nintendo Switch本体での操作ができることを理解していただきましたので、視線入力で操作できるかを検証!
熊本高等専門学校のATラボにはFlex Controller(フレックス・コントローラー)を使った視線入力環境もありますので、購入したばかりのHDMI機器AVerMedia Live Gamer MINI GC311の動作検証も兼ねて試してみました。
視線入力でマリオカートライブサーキットを動かす
Nintendoマリオカートライブサーキットを動かすにはジョイスティックで左右の方向を決めて、前進するのはAボタン、後退するのはBボタンで行いますのでFlex Controller拡張アプリ(FCEA)アプリで各ボタン枠を作って配置してみました。
試行錯誤の結果、下写真のように左右の方向ボタンの枠と前進用Aボン枠、後退用Bボタン枠を重ねるように配置して、その重なった部分を見ることによって《右方向に進む》《左方向に進む》《右方向にバックする》《左方向にバックする》ことができるようになりました。
バックしている様子の画面
結果はバッチリ!
はっぴぃかぼちゃんにはFlex Controller(フレックス・コントローラー)もありますので、FCEAアプリで作ったプロファイルをはっぴぃかぼちゃんに転送しました。
あとはNintendoマリオカートライブサーキットがあれば...