2024年8月5日のブログやっぱスゴいわ!山ねこ工作室さん③〜ATOMS3を利用したタッチセンサースイッチの進化形の続編です。
山ねこ工作室さんでは、タッチセンサースイッチ以外にもATOM S3を利用したe-AT機器があります。
それが、アクセシビリティスイッチ入力でICT機器を操作するためのBluetoothスイッチ・インターフェイスです。
ATOMS3を利用したBluetoothスイッチ・インターフェイス近影
上写真でわかるようにATOM S3は、24mm × 24mm × 13mmのサイズで手の中に隠れてしまうほどの大きさで、重量も6.8gしかありません。
ATOMS3を利用したBluetoothスイッチ・インターフェイス電源ON状態
とてもコンパクトな筐体なのにWi-FiとBluetoothの通信モジュールが搭載されているESP32というマイコンが入っていますので、スマートフォン・タブレット端末・パソコンといったICT機器のスイッチ・インターフェイスとして作ることができる代物なのです。
ATOMS3を利用したBluetoothスイッチ・インターフェイス01
KOSEN-ATで開発を進めているKME(KOSEN Multifunctional Endpoint)もESP32が内蔵されたM5Stack Basicを使っていますが、それよりもコンパクトで低価格なマイコンモジュールがATOM S3です。
ATOMS3を利用したBluetoothスイッチ・インターフェイス表面
山ねこ工作室さんはそこに着眼されて、プログラムコードを書いてアクセシビリティスイッチを接続することのできるジャックを取り付けられました。
ATOMS3を利用したBluetoothスイッチ・インターフェイス裏面
デフォルトで送出可能なキーコードは【SPACE】【ENTER】【TAB】【H】【1】【F11】の6種類!
これだけあれば、たいていのスイッチコントロール操作は可能ですね。
TABキーに切替
SPACEキーに切替
バッテリーは内蔵されていませんので、モバイルバッテリーなどで給電する必要がありますが、かなりコンパクトに収めることができるので特別支援教育や療育の現場では便利ではないでしょうか。
特に、特別支援学校の訪問教育担当の教員や訪問リハのセラピストからの需要はあると思います。
組み合わせ例
そこで、どのようにして使うのかを紹介した動画を作ってみました。
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山ねこ工作室さんがATOM S3を利用して開発されたICT機器用Bluetoothスイッチ・インターフェイス20240803_#0909(YouTube動画へ)

ATOM S3を利用したBluetoothスイッチ・インターフェイス】は、まだ山ねこ工作室さんのサイトには掲載されていませんが、送っていただいた本体に分かりやすい取説が付いていました。
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ATOMS3スイッチIF説明書02
1個のアクセシビリティスイッチ入力でスイッチコントロール(iPadOS/iOSならば自動ハイライトや単一スイッチハイライト)を使ったり、SPACEキーやENTERキーで遊べるWindowsゲームなどで使うには最適なインターフェイスであることは間違いないとSamは思っています!
やっぱスゴいわ!山ねこ工作室さん!