2024年10月29日(火曜日)は、佐賀県佐賀市にある医療的ケア児者対応の重心型デイサービス&日中一時支援事業所にこっと(nicotto)さんにおけるe-AT活用のサポート日でした。
nicotto全景
nicottoのスタッフMさんから「新しいHDMIキャプチャー機器を購入したのですが、音声が出なくって...今日はAさんに試してもらおうと思っています」という相談の対応からスタート!
視線入力用として使っているHP製のWindows11ノートパソコンにFlex ControllerNintendo Switch、HDMIキャプチャー機器、ディスプレイ、Tobii Dynavox社製視線追跡装置PCEye 5などを接続してOBS Studioを起動!
機器の構成
すると、たしかに音声が出ません。
OBS Studioの【オーディオの詳細プロパティ】をチェックしてみたところ、音声モニタリングは【モニターと出力】に設定してあります。
オーディオの詳細プロパティ
「おかしいなぁ」と思いつつ、Nintendo Switchをドックから取り外して、再度取り付けるとあ〜ら不思議!
音が聞こえるようになりました。
いわゆる、I(いつも)C(ちょっと)T(トラブル)?
機器をチェックしていたら19歳になったばかりのAさんが来所されました。
最初に、PCEye 5を取り付けたディスプレイの位置を調整するため、miyasuku EyeConLT2の【Tobii設定】でキャリブレーションをします。
キャリブレーション調整中のAさん
これは、Tobii Dynavox社製視線追跡装置のドライバーソフトに付属しているEye Tracking Settingsアプリと同じ機能です。
Tobii設定キャリブレーション方法の起動画面
次に、Aさんの視線の位置が分かるようにTobii Ghostでバブルを表示します。
Tobii GhostのSettings(=設定)画面
Settings画面右上のPreviewボタンと画面左下のHotkeyをONにすれば、バブルが表示されます。
つづいて、OBS Studio経由でディスプレイにマリオカート8デラックスの画面を映し出し、FCEAを起動します。
Aさんはキャラクターのカートを走らせるためのパネルを見ればOK!
視線入力で遊ぶAさん
今日のところはココまで...