2025年5月27日(火曜日)は福岡教育大学大学院教職実践専攻(教職大学院)での授業日(6回目)でした。
福岡教育大学の正門
テーマは、読み書きに困難のある子どもへのICT活用。
受講している院生の中には、特別支援学校や小学校特別支援学級の現職教員、教育実習の経験はあるものの学部卒業後まだ教員経験がない方がいらっしゃいます。
彼らは、いずれ学校の教員になる(または戻る)わけですが、小中高等学校の通常の学級に在籍している児童生徒の中には、学習障害をはじめとした発達障害の影響で読むことや書くことに困難がある子どもたちが一定数います。
そういった子どもたちの学びを補償するツールとして、ICT機器の活用が効果的な場合がありますので、実際に機器のアクセシビリティ機能やアプリを紹介しながら演習してもらいました。
①読みの困難に対する支援技術

読みの困難に対する支援技術
デジタル教科書がありますが、高価なために導入が進まない自治体があります。
その代わりとして、紙の教科書をデジタル化することで、読みの困難が軽減されるケースがあります。
そのデジタルデータを提供しているAccess ReadingマルチメディアDAISY教科書を紹介しました。
授業では紹介できませんでしたが、Access Readingには、コピー&ペーストした文字列の漢字に、学年を指定してルビを振ったり、わかち書きしたりすることができる文章にルビを振るというWebページがあります。
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Access ReadingのWebページ【文章にルビを振る】をiPadのWebブラウザSafariで利用する方法20211111_#0621(YouTube動画へ)

②書きの困難に対する支援技術


書きの困難に対する支援技術01

書きの困難に対する支援技術02
鉛筆などの筆記具を利用して書くことに困難さのある子どもたちの中には、ICT機器のキーボードであれば入力できる子がいます。
そういう子どもの場合、ワークシートやテスト用紙などをデジタル化してICT機器に転送し、それにキーボードや音声で入力することで書きの困難が軽減されることがあります。
そのためのアプリとしてSnap TypeとiOS/iPad版縦書き文字入れ「文字入れくん」を試してもらいました。
SnapTypeアプリでデジタル化したワークシートに横書き文字を入力する様子
ちょっと古い動画ですがSnap Typeの使い方を紹介した動画がコチラ(最新版のSnap Typeとは画面がちょっと違います)
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iPadに保存されたPDFや写真のデータにテキスト文字やフリーハンド文字が書き込めるアプリ【SnapType】の使い方20190517_03#0357(YouTube動画へ)

Snap Typeはアメリカ人の作業療法士が作ったアプリのため、日本語表示はできても縦書きができません。
縦書きが必要な時はiOS/iPadなら縦書き文字入れ「文字入れくん」、Android OSなら画像文字入れアプリが便利だと思います。
文字入れくんアプリでデジタル化したワークシートに縦書き文字を入力する様子
縦書き文字入れ「文字入れくん」の使い方を紹介した動画がコチラ
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iPadの写真アプリに保存された画像に縦書き文字を記入することができるアプリ【縦書き文字入れ「文字入れくん」】の使い方20190601_01#0364(YouTube動画へ)

③算数障害に対する支援技術


算数障害に対する支援技術
電卓アプリやMicrosoft Math Solverは、筆算など計算することに困難さのあるこどもを助けてくれる場合があります。
iOS18/iPadOS18では、メモアプリに計算機能が追加されていますので検算に使うことができることも紹介しました。
メモアプリで手書き計算中
計算式を書いてイコールを書くと表示される【問題を解く】と書かれた部分をタップすると...
瞬時に答えが計算される
瞬時に計算してくれます。
しかも手書き文字っぽく!
この便利な機能を紹介した解説動画はコチラ!
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iPadOS 18の新機能をご紹介!【メモ・計算機】(YouTube動画へ)

次回は、動くこと(操作すること)に困難がある子どものためのICT活用について学んでいただく予定です。