2025年6月10日(火曜日)は、熊本市にある医療型特定短期入所施設はっぴぃかぼちゃんさんにおけるe-AT活用のサポート日でした。
その備忘録第1弾です。
梅雨入りした九州地方は未明からザーザー降りの雨...
「こりゃ水鉄砲で襲われることは無いな」と思いながらはっぴぃかぼちゃんさんの玄関に入るとステキな壁面装飾が!
玄関の壁面装飾01
近づいて見てみると...
玄関の壁面装飾02
紫陽花を模したカラフルな飾りにはフワフワ感が漂っています。
重症心身障害児・者の支援現場でありがちな【神の手】を使わずに利用者さんのデキルことを活かすのがコンセプトのはっぴぃかぼちゃんさんなので、どうやって作ったのか気になって尋ねてみたところ、「シャボン玉アートの技法を使って利用者さんたちに描いてもらった絵なんですよ」と教えてもらいました。
特別支援学校で教員をしていたSamですが、もっぱらe-AT活用の全校サポートをしていた関係で《シャボン玉アート》が何のことやらさっぱり分からず...
そんな時はGeminiに教えてもらおう!
ということで分かったのがコチラ
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Geminiの答
さらにGoogle検索でオススメされた動画がコチラ
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【超簡単】楽しいシャボン玉アート製作のやり方!【保育園・幼稚園】(YouTube動画へ)

Geminiの回答とYouTube動画で《シャボン玉アート》のやり方は分かりましたが、ここで疑問が!
絵の具などを入れたシャボン液にストローで息を吹きかけなければならないのです。
はっぴぃかぼちゃんさんの利用者さんはストローを口にくわえて息を吹きかけることは困難の極み!
「どうやったんですか?」と尋ねたところ、「GEX社の乾電池式エアーポンプアトム5を使って、空気を送り込んだんですよ」と教えてもらいました。
スタッフが加工したモノラルミニジャック
ストローを口にくわえて息を吹きかけることは困難でもアクセシビリティスイッチや視線(島根大学の伊藤 史人研究室で開発されているEyeMoTボックスアプリとるEyeMoTボックスが必要です)で入力できればストローやホースから空気を送り込むことができますから《シャボン玉アート》で絵が描けるというわけなんです。
シャボン玉アートで絵を描くTRさん
シャボン液で膨らんだバブルが付いたホースを画用紙に載せれば絵が描けるというわけです。
バブルを画用紙に載せると絵が描ける
e-AT活用というとiPadやWindowsの描画アプリを使って絵を描くことをついつい考えがちですが、Simple Technologyを活用して絵を描く活動もたくさんあって良いですよね。
シャボン玉アートで絵を描くHKさん
そう言えば、Samがはっぴぃかぼちゃんさんの利用者さんたちに作ってもらったTシャツは、アームワンダを動かして布用絵の具を入れた風船を割って描かれた絵でデザインされたものでした。
眉毛の動きで入力して風船を割るMさん
Sam用として作ってもらったTシャツ
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はっぴぃかぼちゃんの利用者さんに描いてもらったデザインのTシャツ前面
背面にはSam's e-AT Labの文字が!!!
はっぴぃかぼちゃんの利用者さんに描いてもらったデザインのTシャツ背面
今日のところはココまで...