2025年7月8日(火曜日)は福岡教育大学大学院教職実践専攻(教職大学院)での授業日でした。
福岡教育大学通用門
テーマは、シンプルテクノロジーの原理と活用。
前回の授業で、1個のアクセシビリティスイッチに入力するだけで文字をタイプして合成音声装置を利用して相手に分かりやすく意思を伝えることができるようになった肢体不自由児のことを紹介しました。
その子はアテトーゼ型脳性まひによる重度の四肢まひがあり、発話や筆記による意思の表出が困難でした。
Samは、その子と母親から「コミュニケーションできるようにしてほしい」と依頼されて、上記のような機器を使う学習に取り組みました。
その子は使い方をすぐに覚えて質問されたことにスラスラと答えることができるようになったのですが、「好きなことを書いていいよ」と告げた時、15分後に「書きたいことがないっちゃん」と言ったのです。
コミュニケーションのメカニズム
その時、頭をハンマーで殴られたような衝撃を受けたことを今でも覚えています。
コミュニケーション支援とは、発信手段の獲得だけではなく意思や意欲を育てることの重要性を学んだのです。
コミュニケーション支援で大切なこと
そこで、その子の得意な動作でデキルことを増やす学習に取り組み、それを日常生活に般化することを考えるようになりました。
それを可能にしたのがシンプルテクノロジーです。
シンプルテクノロジー
その後、テクノロジーは進化し、MaBeeeアームワンダが登場するようになりました。
MaBeeeの利用
アームワンダの利用
という前振りの後、実際にシンプルテクノロジーを院生に試してもらいました。
シンプルテクノロジーの演習①
シンプルテクノロジーの演習②ーラッチ&タイマー利用
シンプルテクノロジーの演習③ーMaBeee利用
なお、家電製品を制御するためのシンプルテクノロジーは、デモだけ行いました。
家電製品を作動させるための機材
最後に動画を探す上で便利なサイトとして、特別支援教育で役立つオンライン動画紹介サイト【特別支援教育と支援技術】を紹介して授業は終了。
動画を探す上で便利なサイト
次回のテーマは【話すことに困難のある子どもへのICT活用】を予定しています。