2025年7月15日(火曜日)福岡教育大学大学院教職実践専攻(教職大学院)での6限の授業では、ICT機器で使えるVOCAアプリとして4つのWebアプリを紹介し、その使い方を演習しました。
というのも、小学校や中学校の場合、GIGAスクール構想で配備されている学習者用タブレット端末の多くはWindowsタブレットやChromebookで、アプリをインストールするのにハードルが高いからです。
その点、Webアプリであれば、GIGAスクール構想で校内に張り巡らされた高速大容量(と謳われている)インターネット回線が使用できるからなのです。
①AI音声合成ソフト音読さん
音読さんは、テキストボックスに文章を入力すると好みの音声で読み上げてくれるWebアプリです。
読み上げたテキストはその場で聞くだけでなく、mp3形式の音声ファイルとしてダウンロードすることができますので、VOCAに録音する音声に使うことも可能になりますね。
Web版VOCAアプリ【音読さん】
サブスクリプションによる有料版は多機能ですが、1,000字/月までは誰でも無料で試せます。
また、メールアドレスとパスワードを設定して無料登録すると5,000字/月まで無料で音読さんを試すことができるようになります。
公立学校の場合、クレジット表記をすれば、無料で音読さんの音声を校内放送などに利用することができます。
OpenAI.fmは、生成AIChatGPTで有名なOpenAIが提供する音声合成技術を試せる無料のWebアプリです。
音読さんのようにテキストボックスに入力した文章を自然な音声に変換したり、感情や話し方の指示(プロンプト)で表現をコントロールしたりできるので、ポッドキャスト、オーディオブック、ナレーション付き動画など、様々な音声コンテンツ制作に活用されています。
OpenAI.fmのトップページ
OpenAI.fmを起動すると上写真のように英語で表示されますが、読み上げる文章を日本語でタイプしたり、読み方も日本語で指示することができます。
PLAYアイコンをクリックすると読み上げ音声が再生されます。
DOWNLOADアイコンをクリックすると音声ファイル(.wav形式)がダウンロードできます。
OpenAI.fmでText-To-Speechを試す
ごじゅーおんwebは、iPadアプリごじゅーおんのWebアプリ版です。
インターネットに接続されたブラウザがあれば、WindowsやChromebookでも使えます。
Web版VOCAアプリ【ごじゅーおんweb】
読み上げ音声はiOS/iPadOSにプリインストールされているKyokoっぽい声なので、前者よりは劣ると思われるかも知れませんが、ひらがな文字やカタカナ文字、数字、四則計算記号、絵文字も使えますので、使用目的によっては学校で使えそうです。
また、フルスクリーン表示機能もありますので、余計なメニューに気を取られることも少なくなるケースもありそうです。
ごじゅーおんwebを試す
Cboardは、2016年にアルゼンチンの障がい者サポートグループが開発を始めたWebアプリで、2017年にUnicefからの資金補助を受けて開発が一気に進みました。
※授業の時には「ブラジルで作られたアプリです」と間違った情報をお伝えしてしまいました(この場をお借りして訂正してお詫びします)
現在では、Webアプリ以外にAndroidOSアプリ、iOS/iPadOSアプリ、Windowsアプリ、Amazon Fireアプリが提供されています。
Web版VOCAアプリ【Cboard】
受講している院生には、使い方を紹介した後、ページやコンテンツのカスタマイズを試してもらいました。
その中から面白い使い方を発見してくれた方がいらっしゃったので、全員の前でデモしてもらいました。
Cboardを試す
Cboardについては、以下のブログ記事で紹介したことがありますので、気になった方はチェックしてみてください。
アルゼンチン発〜オンラインで使えるVOCAアプリCboardはOSを問わず無料で使えます(該当のブログ記事へ)
オンラインで使えるVOCAアプリ【Cboard】をもっと使いやすくするには〜設定を使いこなそう(該当のブログ記事へ)
次回のテーマは【マウス操作やキーボード操作を補助・代替する周辺機器】を予定しています。