はっぴぃかぼちゃんさんにおける描画ネタ第4弾です。
2026年4月7日(火曜日)熊本市にある医療型特定短期入所施設はっぴぃかぼちゃんさんのスタッフさんから「今日は、こんな感じで絵を描きました〜」というメッセージ付きで画像が届きました。
アームワンダでスタンピング描画
利用者さんたちが得意な動作でアクセシビリティスイッチに入力してアームワンダを動かしている様子はわかるのですが、アームワンダのアームの先に取り付けた棒の先に紫色の円筒が付いています。
「これは何ですか?」と尋ねたところ、「100均で買ってきたプールスティックで〜す」という回答が返ってきました!
100円均一ショップで売っているプールスティックというのは、発泡ポリエチレンでできています。
それを輪切りにしてアームの先に取り付けた棒に刺して固定し、絵の具をひたしてスタンピング技法で絵を描いちゃおうという仕掛けです。
タッチセンサースイッチでアームワンダを作動させてスタンピング
中学生と小学生が協同して描きあげた絵がコチラ!
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260407スタンピングで描いた絵
その時の様子を編集してYouTubeにアップしました。
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Simple Technologyを利用してアームワンダを作動させてスタンピング技法で絵を描く20260407_03#1074(YouTube動画へ)

これまで4回にわたって、はっぴぃかぼちゃんさんで絵を描く工夫を紹介してきました。
特別支援学校では新年度が始まり、教室や廊下などを子どもたちの作品で飾る時期です。
しばらくすると鯉のぼりを作ったりします。
特別支援学校に勤務していた頃、子どもたちの手形で鯉のウロコを作る様子を毎年のように何度も見てきました。
なかには手を開くことができない子もいるのですが、無理矢理こじあけて手を開かせて絵の具を付けてスタンピングすることもあって、「それって、ある意味、虐待じゃないの?」と思ったことがあります。
また、絵筆が握れない子どもの手をとって絵を描く場面も特別支援学校でよく見る光景です。
なかには、子どもを後ろから教員が介助しているので、子どもの表情が見えず、まさに【神の手】状態で作品ができあがっていることもありました。
神の手で絵を描いているけれど子どもは?
※上のイラストは、実際に撮影された写真を元に生成AIに描いてもらったものです。
「子どもの主体性を大切にしましょう」な〜んていう学校教育目標を掲げている学校は少なくありませんが、本当にそれが実践されているのか疑問に思うシーンです。
近年、視線入力で絵を描くことも拡がってきています。
重度・重複障害と評価・診断されがちな方々の中には「目が開けられない」「開けられても目が細くて視線追跡装置が眼球を認識しない」といったケースがあり、その方々は視線入力でも絵が描けませんから【神の手】発動になっちゃうんですよね。
そういった方々にも得意な動作があると思いますので、それをアクセシビリティスイッチの入力に使えば(視線入力もその一つです)、さまざまな工夫で絵が描ける...
よく「はっぴぃかぼちゃんさんの真似をすれば良いんですね」と言われることがあるのですが、そうではなく、「神の手を極力減らして、当事者の得意なことで絵を描く工夫を考えて準備する」という発想が大切なのではないかと思うSamです。
Samがサポートしている福祉系事業所(児童発達支援事業所や放課後等デイサービス事業所など)の利用者には、今年から特別支援学校に入学した小学1年生がいます。
期待に胸を膨らませて登校したり、訪問教育の担当教員が来宅してくれるのを楽しみにしているはずです。
そういう子どもたちが「学校ってイイなぁ」と思うような教育活動を教員の皆さんには展開してもらいたいですね。