音声認識技術と人工知能(AI)が発達した昨今、情報端末に話しかけるだけでいろいろなことができるようになってきました。
Google Assistant、Amazon Alexa、Windows Cortana、iOS Siriなどが代表格です。
2016年1月、日本政府は、IoT(Internet of Things)、ロボット、人工知能(AI)、ビッグデータ等の新しいテクノロジーを産業や社会生活に取り入れて、国民一人一人のニーズに合わせる形で社会的課題を解決する新たな社会を「Society5.0(ソサエティゴーテンゼロ)」と名付けるなど、今後ますますデジタルテクノロジーは進化を遂げ我々の暮らしを便利なものに変えていくことでしょう。
Apple製品を使っておられる方はご存知のように、バージョン5以降のiOS、Sierra以降のmacOS、第4世代以降のApple TV、Apple Watchには、Siriと言う音声アシスタント機能があります。
iPhone/iPad/iPod touch、Mac、Apple TV、Apple Watchに話しかけるだけで、メッセージを送信する、カレンダーをチェックする、情報を検索するなど、いろいろなことをSiriが手伝ってくれます。
学校では、天気を調べる学習活動に取り組むことがあります。
実際に空を見て判断したり、テレビや新聞で見聞きしたことを発表したりするのですが、障害があるために発話困難な子どもたちもSiriとVOCAアプリを使えば簡単に天気を調べることができます。
写真は、「Hey Siri, 今日の天気を教えて」という音声をシンボルと共に登録しておいたiPhoneのVOCAアプリDropTalkで気温を調べている小学1年生の様子です。
YouTubeにその様子をアップしていますので、ご覧ください。
https://youtu.be/JsrbSe2b8bE
コメント
コメント一覧 (2)
コメントありがとうございます。
活動の意味や意義をしっかり考えた学習内容を仕組めるか?そこに、子どもが「お得感」を味わえるか?を考えていかなければなりませんね。
お天気の判断を学習中の子どももいますが、まだその学習は難しい子どもの場合、
教員がカードやBIGMackにあらかじめ準備しておく方法がとられ、子どもはただ押すだけ、みたいになることがあります。
Siriを使う方法も、教員が準備しておく部分は少しありますが、子どもが「自分で道具を働かせて、調べた」「自分で発表した」の部分の方が大きくなりますね。
本人のできることをいかせるか、
本人が満足できる活動を設定できるか、
本人が、周りからの称賛を喜んで受け入れられる活動になっているか、
子どもを評価する前に、必ず私たち教員の仕事の評価と改善が必要ですね。
これからも、いろいろな方法をご紹介いただきたいです。よろしくお願いします!